2002.11.3
08:00新宿西口地下ロータリー集合。○○の旧友5人で待ち合わせ。皆で旅行するなんて○○旅行以来だから実に2○年振りだ。10分前には全員集合。何だかウキウキ気分でハイテンション。皆、遠足で寝付かれなかった子供のような状態のようで・・^^僕も前日にこのポンコツワゴン(カセットは壊れているわ、室内灯は切れているわ・・)珍しく掃除してアルコール類とつまみの買出しをしたのだった。
一路、茨城・伊奈町へ向け出発。高速は連休で何処も大渋滞。仕方なく、都心を抜け国道6号線を北上するルートへ。予想通り都内はガラガラで国道6号線も思いのほか空いている。快晴。松戸周辺で若干混む。おお!事故だ・・!自転車との接触か?顔面血だらけで横たわっているおじさん・・数台の車がからんでいるようだ。もし駒形橋付近で道を迷わなかったら巻き込まれていたかもしれない・・こういう事をよく思ってしまう。運命は何処で変わるかわからない。日頃の注意で避けられるものもあるが、このように偶然、道を間違えたことによって事故への遭遇を回避することだってある。神のみぞ知る・・・か?
さて、車は柏市内で多少混んだものの秋の眩しい日差しの中、快調に進み伊奈町へのショートカット新大利根橋有料道路へ。と思ったら、どうも左折地点を間違えたようだ。それでもめげずに(戻らずに)橋方面を目指す。市立柏病院の裏手から・・うう、だんだん道が狭くなってきた。途中で双子の女の子に道を尋ねるが恐いおじさんと思われたらしく強張った表情で硬直状態。更に進むと河川敷の野球グランド、更にダート道を土手へ向かうとおお!道がない!土手の途中で道が終わってしまったのでした。結局、途中の道まで戻りやっとこさ新大利根橋有料道路へ。まあ、こういうアクシデントが楽しいんだよね〜^^;
橋の手前では、土手方面から道が来ている。う〜ん、あのまま無理やり土手を登れば来れたのかなあ・・(しかし、何度もぬかるみにはまったり、動けなくなったりして実践教育を受けた僕は無理はしないのです・・^^)
伊奈町の友人に携帯で連絡。ここからしばらく走ると す・ぐ・に突き当たり、右折するとす・ぐ・にセブンイレブンがあるからそこの駐車場に着いたら連絡せよとの指令を受ける。しばらく走り踏切でのろ〜い耕運機に阻まれて待たされ、それでもどんどん車を走らせて行くが、行けども行けども突き当たらない。地図で確認したところ、随分先であることが判明。やっぱり、彼も田舎の人になっちまったんだなあ・・。田舎のすぐって結構時間がかかるんだよなあと車内は大爆笑。やがて道に突き当たり右折。ちょっと走って(すぐじゃない!)駐車場にゴール。
さて無事に友人とおち合い、彼の家へちょこっと寄り奥様と長男とアヒルに挨拶して牛久シャトーへ。牛久沼は、昔この沼が牛を喰った(溺れた)から牛久と呼ばれるようになったとか・・?街道にはうなぎ屋が多い。(昔、沼で良いウナギがとれたのかな・・?)
牛久市
県の南部、都心から50キロメートル圏に位置する。市の西方に牛久沼があり、かつては農業中心に発展。首都圏近郊整備地帯の指定を受けて以来人口が急増し、住宅都市へと変貌。
【特産・地酒】落花生、西瓜 (酒)牛久ワイン、地ビール
【日本一】シャトーカミヤ(日本最初のワイン醸造場)、牛久大仏(世界最大120メートル)
http://www.ushiq.net/~ushiq/
牛久シャトー(現シャトーカミヤ)
http://www.godo.jp/kamiya/
http://www.ushiq.net/~kamiya/
シャトーカミヤは明治36年(1903年)浅草「神谷バー」の名でも知られる神谷傳兵衛が建設。ぶどうの栽培からワインの醸造・瓶詰めまでを一貫して行った日本初の本格的ワイン醸造場であり日本のワイン発祥の地のひとつ。
周辺は毎年11月3日の文化に日に行われる「Waiワイ祭り」の出店で賑わっている。駐車場は無料。シャトーカミヤの施設内にはモダンな建物があり、チャペルもあり結婚式も行われていた。神谷傳兵衛記念館を見学。おお!デンキブランもある!昼食には、ちと早く、また高そーなので適当に見学し、伊奈町のワープステーション江戸へ。
ワープステーション江戸(ワープステーションエド)
http://www.wsedo.co.jp/index.htm
江戸時代の町並みを再現、様々なアトラクションが楽しめるテーマパーク。江戸城妖怪館、エレキ樽探検館、ネオ中村座など知的好奇心をそそられるアトラクションが並ぶ。
さらに、これらの景観は、撮影フィールドとしても活用され、NHK大河ドラマ「葵〜徳川三代〜」などの撮影も行われ今後は映画やCM等の撮影も予定されている。
たいしたとこじゃないし、もうすぐ潰れそうだから見ておいた方が自慢になるぞ〜とのことで見学。しっかし1400円は高いぞ〜(割引券で入ったが・・)。ここも商工会のイベントが駐車場で行われており賑やか。カレンダー、真横に動く車椅子、林蔵鍋・・。ワープステーションの中は江戸時代のセットが見事。結構広い。軽く、麺類を食べて見学。コマ、竹馬、けんだま・・・:別料金(200円)で江戸妖怪館、音の館に入る。う〜〜ん、やっぱ、つぶれるかも・・・^^;
適当に遊んで、今夜の宿のある筑波山を目指す。つくば市内の学園南大通り、西大通り、北大通り、西大通り・・このあたりは実に整然とした町並みだ。緑が増えて、以前よりはいいようだが、それでも近代都市の色が濃く、どうも味がない。筑波大学の東を走る県道55号線のポプラ並木の街路樹は見事だ。背が高く紅葉も始まっている。更に北上すると筑波山が大きく見えてきた。
国道408号線から国道125号線へ入り桜川を渡った辺りで渋滞。筑波スカイラインへ向かう左折方向は信号が変わっても2〜3台しか動かない。思わず地図を広げると、ん?しばらく直進して左折すると真っ直ぐに筑波山神社へ伸びている道があるではないか。よし!このルートで行ってみよう!道端でお茶している老夫婦がいたりして、のどかな田園風景が広がりなかなか快適。ところが・・・・。筑波山の山すそに入り、登りだすと道は一気に狭くなり両側には民家が迫りすれ違うのがやっとの道へと変貌。おお!狭い!しかもこの道、かなりの急勾配でしかも、ほとんど神社に向かって真っ直ぐに登っていく。緩急を小刻みに繰り返すこの道はまるで階段上の参道だ。やがて道路は歩道橋脇のスカイラインへぶち当たった。(スカイライン側から見るとあまりの細さに、とても入る気になれない道路だ。神社へと続く渋滞の列を見ると相当時間短縮したように思う。恐ろしい道ではあったが・・・^^;(後から分かったのだがこの道は旧筑波山登山道(筑波神社参道)だった。)
駐車場に入れて筑波山神社へ。紅葉にはまだちょっと早いようだ。参拝して、大杉を見て、赤い
ガマを見て、甘〜いカルメラ焼きを食べて、どん突きにはお土産屋さんの駐車場しかないのに延々と続く大渋滞の車の脇を下りて本日のお宿、’ホテル一望’へ。どん突きにある創業 1628年(寛永5年)の’江戸屋’だったら渋滞でえらいことになってたなあ・・・
http://www.ne.jp/asahi/science-city/tsukuba/
筑波山神社
古来霊山と仰がれる「筑波山」に鎮座し、イザナギ・イザナミ男女二神を祀り、縁結び、夫婦和合の社として崇められている。常陸風土記や万葉集や古今和歌集にも歌われ、千年余の歴史がある。
http://www.luvnet.com/~GARA/frogschool/class0204.html
四六のガマ
四六のガマは、前足の指が4本、後ろ足の指が6本あるカエルの事。ガマ(=ヒキガエル科)は前足の指が4本、後ろ足の指が6本あるのが特徴。すなわちガマは全て四六のガマなのだ。がまの油は軟膏で切り傷、肌荒れ、ひび、しもやけに効能があるようだ。元々ガマの油は耳腺から分泌する毒物を元に製造されていたがこの会社が倒産してしまい今売られていものの主成分は馬油(ばーゆ)のようだ。「ガマの油」が広まるきっかけとなったのが独特の口上だ。おそらく筑波山麓辺りで民間療法として作られていたものが全国に広まったもとと思われる。でも、ガマを鏡に追い込んで・・の様な造り方は昔からしていない。^^;
筑波山には8件ほどのホテルがあるがどこも老朽化している。この’ホテル一望’も開業 1978年12月/改装 1984年12月。客室21室とこじんまりとしたホテルだが、客室からの眺めは素晴らしい。眼下に広がる関東平野、刻々と変わる夕陽も素晴らしい。ホテル内にも内風呂があるのだが、道路向いの天然温泉(ラジウム鉱泉)’つくば湯’が無料で利用できる。さっそく温泉へ。露天風呂は、夕陽を浴びる筑波山が見えていい感じ。下界が見渡せないのが残念。立地条件からして可能なのになあ・・・。お湯は無味無臭、さらっとして入りやすい。
夕食は宴会場にて。すでに部屋で飲んで出来上がっている。料理は・・酔っ払っていてよく覚えていない。うう・・哀。写真で確認したところ、お刺身、天ぷら、お肉、焼魚・・・etc 一通り出ておりました。21:00より、もう一度温泉へ。イルミネーションをバックに・・そこはまるで・・シャングリラのようで・・・ムフォフォフォフォ・・・!?更に部屋で宴会は続き、旧友たちと旧交を温めまくったのでありました。
2002.11.4
7時頃起床。ホテル内の内湯で朝風呂。う〜ん、ちょっと小さいかなあ・・・。大広間で朝食。ロビーで美味しいコーヒーを飲んで09:00頃出発。今日もいい天気だ。
早々に昨日満車で入れなかったロープウェイのあるつつじヶ丘駐車場へ。すでにかなり駐車している。ロープウェイに乗り女体山駅へ。さすがに回りに高い山がないので眺めは最高。ただ、どうも回りが殺風景で寒々しい印象を受ける。山々に囲まれた山や森の方が落ち着く気がする。週末の土日祭日には夜景を拝める夜行運行もしているようだ。都心まで見渡せるので相当素晴らしいものだろう・・。
山頂駅から女体山へ。さほど歩かずに山頂へ。岩場の山頂は狭く、人がひしめき合って大混雑。おお!眺めいい!眼下に広がる関東平野は見事だ。
更に男体山頂を目指そうとしたが途中で挫折。ケーブルカーの筑波山頂駅辺りのコマ展望台(回転展望台)で一回りして戻る。途中、廃墟となったお土産屋さんがあった。金目のものは無さそうだったが日に焼けたペナントや茶色く変色した尻尾のキーホルダーが痛々しい。ロープウェイで戻りお土産タイム。
11:00すでに満車で大混雑している駐車場を出て下山。反対車線の駐車場へと向かう道路は延々大渋滞。この駐車場も、神社への道路もそうだが、誘導する人が居なくて大混乱。まるで一昔前の観光地。何とかしてもらいたいものだ。下界へ降りてもまだ筑波へ向かう道路は混んでいた。
12:00前につくば市内の友人の知り合いが経営する店ビストロ
パスパスへ到着。アットホームなステキなフランス料理のお店。ワインをいただいていい気分。13:00出発。
伊奈町の’間宮林蔵記念館’へ向かう。無料。間宮林蔵は、18世紀後半この地で生まれ育ち、
北方で活躍した大探検家で測量家。小貝川沿いののどかな場所にある。隣の畑から一輪車を押して出てきたお爺さん、カリンの実を分けてくれました。秋の日差しにきらめく小貝川を眺めて伊奈町の友人宅へ。今回の旅行を企画してくれた、何故かモンモンとしている友人に感謝(^人^)感謝♪。彼と別れて帰路。常磐道・谷和原IC⇒守谷SA休憩⇒三郷JCT⇒箱崎経由で2時間かからずに無事JR新宿駅へ到着、解散。
いやはや楽しい旅行でした。皆それぞれ現実に引き戻されて、それぞれの生活へと散っていきました。なかなか時間も合わず集まるのも大変だったのだが、こうして実現できて本当に良かった。次はいつ、何処に行こうか・・・また夢を見続けていきたいものです。
伊奈町のホームページ
http://www.town.ina.ibaraki.jp/
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