大蛇の話

 昔八坂村左右(そう)部落の北南橋の近所へある人が草刈に行って鎌を研いでいると、小さな経部が出て目の前まで来たところが急に大きくなって呑もうとした。その人は驚いて砥を投げつけると、砥は丁度蛇の口にはいりその毒にあたって蛇は死んでしまった。今でもそこに蛇の皮があるという。それ以来村人は山へ行く時には必ず砥を持って行くものだといっている。


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