医王谷

矢田川部落跡(1993.3)


矢田川の石仏(1993.3)


 八坂村曽山・小田谷(おだや)・槍平(うつぎだいら)・鹿籠(かろう)・桑梨の部落を総称して医王谷といっている。昔土地の豪族に一人の醜女が生まれたが、嫁ぐことができないので世を遁れてこの谷に居られた。そして里人を大事にし、医薬禁厭(まじない)の法に精しかったので、よく里人の病を救ってやった。里人はその人を尊敬して医王と称え、その居る所を医王谷とよんだ。


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