馬の鞍

 八坂村左右(そう)部落の神明社の宝物に馬の鞍がある。これは左右の西澤氏の先祖が三人の子供に形見として冑・鎧・馬の鞍を分配した。長子の野口の西澤は冑、次子の海ノ口の西澤は鎧、三子の左右の西澤は馬の鞍をもらった。左右の西澤氏はその後この馬の鞍を氏神様の宝物として奉納した。毎年の例祭にはその鞍を出して馬に着せ装束を乗せて参拝することになっている。


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