2004/06/19(土) Niagara Air Tour

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Fly Niagara T シャツ
Club T というところで Fly Niagara T シャツを作ってみました。
デザインはだいぶ適当ですが、 かってやらんでもないというかたは、 奥村の貧乏暇なし T シャツストア でお買い上げください。
(Apr. 30, 2006 add)

ビデオを YouTube にアップロードしてみました

(Jun. 11, 2006 add)

カナダはアメリカほどではないにしても、 飛行機のレンタル料が安い。 そんなわけで (?) セスナ 172 をインストラクター付でレンタルして、 オタワからナイアガラまで、 オンタリオ湖を一周するフライトをしてみた。 ちなみに、 本来機長の責任であるフライトプラン作成、 ウエザーチェックは、どちらもインストラクターまかせである...

  • Ottawa の北東にある Gatineau Airport を離陸し、 まずはサウザンアイランドドレッシング発祥の地として有名な 1,000 islands を目指す。
    まもなく 1,000 islands 上空に到着。 広くて「海に浮かぶ島々」という感じだが、 これは海ではなく、セントローレンス川である...
    1,000 islands

  • ここからはオンタリオ湖北岸に沿って進む。 左手にオンタリオ湖、右手に広大な湿原を望みながら飛ぶ。 途中シーリングとはいかないまでも、 ブロークンというには多いなぁという感じで雲の多いエリアがあり、 高度を 5,500 feet まで上げる。 Toronto の空港が出している CAVOK を頼りに、 この雲の多いエリアを抜ければ快晴となっているはずと信じて進む。
    飛行高度近くに雲がかかり、雲底ぎりぎりで (え〜と、VFR です...) 雲を避けると、 あるところで突然雲のあるエリアが終わり、 その瞬間目の前にトロントの街並みが出現した。 インストラクターのエアーブさんが「オー、トロントォ」 と叫ぶのを聞いて気分が盛り上がる
    オー、トロントォ

  • ここから Tronto TCA の管制があり、湖岸に沿って進む。 向かってずっと右手の方には Toronto の国際空港があり、 なかなか忙しい空域なのだ。
    で、どんどん進んでいくと、トロントダウンタウンが近くに見えてきた。 高層ビル群と並んで、 世界一高い自立建築物である CN Tower と、 その足下にはトロント・ブルージェイスの本拠地で、 世界初の開閉式屋根付球場スカイドームも見える。 ダウンタウン左手前にあるのは VIA Rail の Toronto Union Station
    トロントダウンタウン

  • 向かって左手、オンタリオ湖上の島には Toronto City Centre (英式綴り) 空港があるため、 その進入路をさえぎらないように、 空港と CN Tower の間を抜けていく。飛行高度は 2,000 feet MSL だが、このあたりは標高が 300 feet 近くあるので 1,700 feet AGL (約 500m) ぐらいしかない。
    この写真は CN Tower の横を通り過ぎた直後に、 インストラクターに飛行機を預けて振り返って撮ったものだが、 CN Tower の最上部 (2055 feet MSL) より低いところを飛んでいるのがわかるだろうか? CN Tower の観光客からも写真を撮られてしまったに違いない
    CN Tower

  • CN Tower を激写する梅基さん
    CN Tower を激写する梅基さん

  • そんなこんなでオンタリオ湖を半周ちょっとし、 St Catherines Naiagara Falls Airport に本日 1 回目の着陸。 けっこう疲れた。 この空港、でかいランウェイ 1 本と、 その 1/4 ぐらいしかない短いランウェイ 2 本がある。 タワーがあると思って呼ぶと、 そのうちの短い一本のナンバーを言ったのでそこに降りたのだが、 トラフィックをまわっている時にタワーではなく、ラジオだと気付いた。 アドバイスだけなら無視して大きいランウェイに降りたのに...
    で、無事着陸。燃料もかなり使ったので、ここで給油する。 写真はガソリン屋さんに「オレのセスナにガソリン入れてくれ」 と言いに行くエアーブさん
    ガソリンくれ〜

  • エアーブさんが建物に入ったが誰もいない。 となりの観光フライトをやっている建物にいってそこの人に聞くと、 「ガソリン屋はその辺をぶらぶらしてると思うよ」 といい加減な答え。 仕方ないかと待っていると、どこからともなくガソリン屋のにいちゃん登場。 写真はガソリン屋をまつ AVIATION 5-50 のセスナ 172
    ガソリン屋を待つ我らがセスナ 172

  • どこからともなく現れたガソリン屋、 まずは観光運航しているヘリコプターにジェット A 燃料を給油に行く。 お得意様優先なのだろうか... それが終わると建物の前に戻ってきて、 トラックを乗り換えてセスナ 172 の前へ。 2 台の給油トラックそれぞれにジェット A (というと聞こえがいいけど、実はケロシン、つまり灯油) とガソリンを積んでいるらしい
    写真はガソリン屋の給油トラック
    ガソリン屋のトラック

  • さてここから今回のフライトの目的地ナイアガラ上空へ向かう。 まずはエアーブさんがアメリカの税関に電話して手続きの確認。 さらに「タワー」という謎の電話でナイアガラ上空のルールの再確認。 ナイアガラ上空は混雑空域であるということで、 3,500 feet MSL 以上、 決まったルートで右旋回のみという飛行規制があることを事前に調べてあったが、 ここでナイアガラ上空には CTAF のような周波数が決まっていることを教えてもらったらしい。 (電話してたのはエアーブさんだからよくわからなかったけど...) 実際我々が飛んでいる時は飛行機は我々だけだったが、 2,500 feet MSL をヘリコプターが 2 機回っていた。 この指定ルート、滝を中心に旋回するので、 決められたルートで飛ぶとアメリカ領上空も飛ぶことになるのだが、 それで問題ないらしい。不思議だ。 写真はナイアガラの滝を背景に飛行機を操縦するエアーブさん
    ナイアガラの滝とエアーブさん

  • ここからしばらく上空から見たナイアガラの滝をお楽しみください
    最初の写真は右にカナダ滝、左にアメリカ滝。手前がカナダ領。 カナダ滝のすぐ下流には遊覧船「霧の乙女号」がいるのだが、 わかるだろうか?
    ナイアガラの滝

  • 次はレインボーブリッジ上空 (川下側) から。 手前左側がアメリカ滝、奥の U 字 (馬蹄) 型の滝がカナダ滝
    ナイアガラの滝

  • 最後はアメリカ領上空からのショット。 右のアメリカ滝には虹がかかっている。 レインボーブリッジ (この写真には写っていないが、すぐ右側にある) の名前の由来がわかろうというものである
    ナイアガラの滝

  • 今回はこの後、そのままアメリカ領 New York 州 Buffalo Airport を目指す。 別にナイアガラの滝観光でアメリカ領上空を飛んだからといって、 入国審査する必要があるわけではない。 単に自分のログに初の「International Flight」 をログしてみたかったというだけである... 着陸すると飛行機から出てはならず、 税関の係員が来るのを待つ。 審査と言っても、パスポートを見せて、 なにやら利用料の支払ステッカーが機体に貼ってあるかの確認があっておしまい。 パスポートにスタンプを押してくれないし、I-94W もない。 これでいいのか...
    写真は審査を終えて立ち去る税関の職員 (黒い服の人。服装からして警察官が兼任していると思われる)
    入国審査官

  • 着陸料を払った FBO PRIOR Avitaion Service がレンタカーを貸してくれるので食事に出かける。 信号といい、車といい、 カナダとそれほど変わらないのに、 なぜかなんともアメリカらしい感じがする
    アメリカンな風景

  • FBO のおばちゃん推薦の店 (のロードサイドサイン)。 "Really good restaurant" と言っていたけど、日本人の私の概念でも、 カナダ人のエアーブさんの概念でも、 これは "Good restaurant" とは言わない...
    Really good restaurant?

  • Really good restaurant で出るからには Really good foods であるに違いない。 アメリカ恐るべし
    Really good foods?

  • 帰りはオンタリオ湖南岸に沿って飛ぶ。 こちらはアメリカ領、New York 州である。 New York って田舎だなぁ...
    New York の風景

    New York の風景

  • 途中原子力発電所を発見。 エアーブさんの「突入してみる?」 という強烈なジョークが炸裂して困る
    原子力発電所

  • りんごをかじるエアーブさん。 「ワイフが出発する時に渡してくれたんだ。 食べずに持ってかえると怒られるんだよ」 といいながら食べていたが、 最後に食べた証拠となるはずの芯を窓から捨てていた...
    りんごをかじるエアーブさん

  • 1,000 islands 近くへ戻ってきた。 オンタリオ湖の入り江が空を映しこんで非常に美しい
    空を映しこむオンタリオ湖の入り江

  • 国境のセントローレンス川を越え、カナダへ戻る。 セントローレンス川からオタワにかけての一帯は、 湖沼地帯で、非常に美しい湖が多数ある
    美しい湖

  • Gatineau Airport には税関がないので、 Ottawa International Airport (YOW) に着陸。 写真は Ottawa International Airport の滑走路。 こんな大きな空港に降りるのは San Jose International Airport (SJC) 以来である。 着陸してくる定期便のジェット旅客機を避けたり、 タワーから「ランウェイエンドで待ってるジェット機を先に離陸させてもいい?」 と気さくに話し掛けられたりしてなかなか大変そうであった。 (機長だったはずなのに「そうだったって」ってどういうことかって? 空港へ 5 マイルぐらいから操縦はエアーブさんがやってました。 私はこれでも機長だったのだろうか...)
    Ottawa International Airport の滑走路

    着陸してみると、なぜか税関は電話だけで済んでしまい、誰も機体のところへ来ない。 なんだかなぁと思いながら離陸して Gatineau へ帰る。 フライト時間合計約 7 時間。おもったよりタフだったが、 楽しいフライトだった

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  • 2004/06/19(土) Niagara Air Tour


    2010 年も 2006 - 2009 年に引き続き、 okumura.com はライダー 関口 太郎 を応援しています。

    このサイトに掲載されている写真は主に CASIO EXILIM で撮影し、 ViX で加工されています。

    かつて初代 EXILIM EX-S1 を使っていました。 Y シャツの胸ポケットに入るほど軽く、 常用カメラとして優れていますが、 パンフォーカスのため画質がいまいちでした。 2004 年末に EX-S100 に変更、 大きさ、重さともわずかな変更で、オートフォーカス付になり、 メガピクセルを生かせる画質になりました。 さらに 2006 年に入って EX-S600 に変更し、 動画がかなり綺麗になりました。 お勧めですが、すでに売ってないので、 後継機の紹介リンクです

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    2006 年 06 月 11 日(日)

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