『カンマを伴う分詞句について』(野島明 著)
第一章 「カンマを伴う分詞句」をめぐる一般的形勢、及び基礎的作業

第2節 《分詞構文》という了解


〔注1−11〕

   本稿では、「カンマを伴う分詞句」の場合、「文頭の位置」とは、母節に先立つ位置、「文中の位置」とは、母節の主辞が「分詞の暗黙の主辞」と一致する場合は、暗黙の主辞の直後の位置、「文末の位置」とは、母節に後続する位置、と考えている。従位節中の「カンマを伴う分詞句」の位置も同様に考える。「節頭、節中、節末」という用語を充てる方がむしろ適切かもしれないが、ここは慣用に従う。(CGEL、8.14参照)

(〔注1−11〕 了)

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