『カンマを伴う分詞句について』(野島明 著)

目次


前書きと註記

第一章 「カンマを伴う分詞句」をめぐる一般的形勢、及び基礎的作業

   1.戦国乱世
   2.《分詞構文》という了解
   3.カンマの有無を契機とする「制限的修飾」と「非制限的修飾」
   4.「特定」の諸相
   5.「脈絡内照応性」と「カンマ」の関係
   6.「脈絡内照応性」と世界の揺らぎ

第二章 個々の読解の在り方を吟味する

   1.【読解  その1】について
   2.【読解  その2】について
   3.【読解  その3】について
   4.【読解  その4】について
   5.【読解  その5】について
   6.【読解  その6】について

第三章 《分詞構文》という副詞要素、これで不都合はなかった

   1.格別の不都合は生じなかった…文末の-ed分詞句の場合(1)
   2.講師経験豊かであればこそ…文末の-ed分詞句の場合(2)
   3.やはり不都合は全く生じなかった…文中の-ed分詞句の場合
   4.不都合は生じようもなかった…文頭の-ed分詞句の場合

第四章 そして不都合が生じた

   1.発端(その1)…ネット以前なら不可能だった
   2.発端(その2)…特例が続出した
   3.欠落した範疇との対峙

第五章 分詞句の解放に向かって

   1.「欠落した範疇」という出口
   2.「カンマ+-ed分詞句+ピリオド」
   3.もう一つの「カンマ+-ed分詞句+ピリオド」

第六章 開かれた世界へ

   1.異邦人の孤立
   2.「カンマ+-ed分詞句+ピリオド」になぜこだわってきたのか
   3.ある教科書が自ら身を置いた窮境
   4.「カンマを伴う分詞句」の「暗黙の主辞」の在り方について
      その一 文形式C中の分詞句とほぼ等価であると見なせる分詞句の場合
      その二 文形式C(S+V…名詞句[=分詞の暗黙の主辞] +,分詞句.)の場合
      その三 文形式@(S[=分詞の暗黙の主辞]+,分詞句,+V….)の場合
      その四 文形式A(S[=分詞の暗黙の主辞]+V…,+分詞句.)の場合
      その五 文形式B(分詞句,+S[=分詞の暗黙の主辞]+V….)の場合
      その六 まとめ
   5.解読という誘惑

第七章 開かれた世界から

   1.《分詞構文》と主辞補辞……分詞句の場合
   2.《分詞構文》と主辞補辞……形容詞句・名詞句の場合
   3.文頭・文中に位置する「カンマを伴う形容詞句・名詞句」
   4."Using ......"や"Referring to ......"
   5.「文章体」なのか、「文語体」なのか
   6.何が曖昧なのか
      その一 「簡潔さ」と「曖昧さ」
      その二 「解消されるべき先験的曖昧さ」と「解読」
      その三 文形式@中の-ed分詞句の特性
      その四 文形式A中の分詞句の「時制」と「法[mood]」
      その五 「暗黙の主辞」の曖昧さ
      その六 文形式B中の分詞句の「法[mood]」
      その七 「相[aspect]」の曖昧さ

引用文献一覧


表紙頁に戻る
 
© Nojima Akira.
All Rights Reserved.