『カンマを伴う分詞句について』(野島明 著)
第七章 開かれた世界から

第6節 何が曖昧なのか

その七 「相[aspect]」の曖昧さ


〔注7−89〕

継続の観念[idea of duration]は反復[iteration]の観念と密接に結びついている。'He has been working on this book for several years'の場合、最初の印象は継続というものだが、正確な意味では、この表現は反復的なものである。というのも、その仕事は中断されることもしばしばあったのだから。
(CURME, Parts of Speech, 52-2-b)

(〔注7−89〕 了)

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