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Lowther Audio Vector 解説

 
Lowther Audio Vectorの解説です。
中身の写真を撮ってみました。

 

このオーディオ・ベクターは、1970年代に販売されたものです。

 

 従って、最近の復刻版、改良品とは少し異なります。

 元々オーディオベクターは、ユニットが上を向いて取り付けられているものだけでした。
おそらく市場の要求でしょう、前にもユニットが取り付けられました。
名称は、オーディオ・ベクター・オーディトリウムとなりました。
デュアルポジションアコースタと同じような感じです。
そして、その前側ユニットは、バックロードホーンの音道以外の隙間を利用した密閉ボックスに入ったものでした。

 さて、まずその前側ユニットを外してみましょう。
こんな風に横にしてユニットを取り出します。
次に中を見てみます。
薄黄色の物は上側に取り付けてあるフロントホーンの一部です。
奥に見える茶色のものはボリュームで前側ユニットのレベル調整です。
これによっても前側ユニットはおまけ的な位置づけだとわかります。
そもそもユニットも上向きPM4、前側PM2とグレードが異なっています。
もっとも、PM4のマグネットだと前側には入らないと思います。

 

 

 上向きのユニットは上側がフロントホーン、下側がバックロード、バックロードの出口は前側下部になります。。

 まず裏側のPM4の取り出し用の蓋は、バックロードの一部となっています。
下の写真は、箱状になっている裏蓋を取り撮ったものです。
上側に取り付けてあるPM4の一部、銘板の部分が見えています。
その次は、蓋の部分の箱の音道(上下から撮影)です。
この音道を通った音は、下の写真の下側奥の穴に落とされます。

 

 

 バックロード・ホーンの出口側も見てみます。
初めに全景、右側の少し奥を見て、最後は、奥の上側を見ています。
上向きのPM4の裏面、下側向きの音は裏蓋の音道を通って一番下に行き、左右に振り分けられて上昇し降りてきます。

 

 

 最後は、上向きのフロントホーン部分です。
ユニットあり、ユニット外し、リア側の箱(バックロードの音道)の収まった状態、外れた状態です。

 

 

 音の流れを図にすると、。

 
こうなります。

 以上、オーディオ・ベクター(オーディトリュウム)の説明でした。

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