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Lowther 分類

 
Lowtherの分類を行ってみました。

大まかに分けると、フェライト版出現以前(旧型)と以後(新型)に分けられます。

この主な違いは、下記の2点です。

 1)コーン紙端が折り曲げられている/いない。
 2)コイルボビン長が、長い/短い。

 

 Lowther 旧型 (丸フレーム) PM7 コーン紙端部と中心部
右端は、PM2フェライト(新型)のコーン紙アッセンブリ中心部

 更に、旧型は、丸フレームと角フレームに分けられます。
但し、丸フレームの時期は、短かったようです。


 

今回修理した丸バッフル(新型)は、フレームのエッジとダンパーの糊しろ部が一段削れていますが、旧型は、平らなままです。

旧型は、ボイスコイルボビンが長く、マグネット上に一枚、板をのせ、そこからボルトで、更に距離を稼いで、フレームを取り付けています。
コイルのギャップ上への位置合わせをここで行っています。
旧型の方が、フレームの足がヤワです。


 

又、錦糸線が、旧型(写真、左上)と新型(右上)では異なります。
旧型は、被覆線、新型は、むき出しのより線で、太めです。

 
 上の3つは、リアの銘板です。
左側が、角フレーム、中が、PM7(旧型)丸フレーム、右側が、新型PM2です。
この角フレームの物は、エッチング風に見え、少し古めのタイプの様です。

少し時代が新しい物は、印刷風に見えます。
右の2つは、ステッカーです。時代によって、デザインが異なる様です。

 

角フレ−ムの特徴は、エッジをフレームに付ける際にねじ止めで行っている点です。
角フレームというよりは、角バッフルとフレームと言う方が、正しいのかもしれません。
又、角バッフル品のボイスコイル線の錦糸線との接続点への引き出しが少し複雑です。
写真では、見づらいかもしれませんが、一度コーン紙表面に出して、それから裏へと持って来ています。

フレームのデザインが5つの円からなっている最新型は、基本的には、新型の分類に入ります。
最新型は、フレームが新しくなっているのと、接続端子がしっかりとしているのが、特徴です。
詳しくは、雑誌の紹介記事か他のウェブページをご参照下さい。

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