Banner

Lowther 延命策

 
Lowtherのエッジ、ダンパーの延命策です。

私の旧型は、以下の方法にて、元のウレタンエッジのまま使用しています。

 結論から言うと、エッジにゴムのりを塗り、補強をします。
これが、現時点での一番良い方法だと思います。5本の旧型にこれを施しています。

”ゴムのり”って何だ?という向きには、自転車のタイヤチューブのパンク修理用のあれです、というとわかってもらえるのではないかと思います。
パンクを修理するわけではありませんので、チューブ入りの単品で売られている物を購入すると良いでしょう。

 

 写真を見ていただければわかると思いますが、ほとんど塗ったか塗らないかわからない位になっています。
のりは、筆でぬりますが、ウレタンに浸透しますので、たっぷりと筆に付けて 塗ります。
ひび割れがある部分は、とくに多くぬります。というのは、このゴムのりは、ほとんど揮発成分で、乾くとほとんどゴム分は残らないからです。
古いウレタンは、弱くなっているので、特に表側(凹側)を塗る時は、手で、反対側を保持する様にします。

 旧型(角フレーム)は、ダンパーが、ゴム製ですので、エッジだけにこの作業を行えばOKです。
但し、こういう作業が出来る旧型は、ほとんど残っていないのではないかと思います。

新型の場合、ダンパーは、片側だけで我慢するしかないでしょう。又は、もう少し強力なボンドをシンナーで溶き、薄くして塗る方が良いのかもしれません。

 

上の写真は、大きい振幅で調整中に、エッジがフレームに接する部分からはがれてきたので、急遽ボンドでエッジをフレームにボンド付けした物です。なんとか使用できています。

以下の写真は悪い例です。
コイルボビンの真円度を出す調整時に、不注意で、ダンパー、エッジ共にダメージを与えてしまい、クリアーボンドを使用して修理した例です。
特に、ダンパーが堅くなってしまいました。しかし、音質的には、やはりLowtherです。

 

戻る