2011/7/12

 
  「武士の家計簿U」  
 
武士の家計簿U




平成22年末封切を突然の入院で見逃した作品

本日雨は屋外作業に適さない環境に レンタルDVD店を覘いたら並んでいました

7泊8日OK しかし値段表示が無いのが気になり係員に聞いてみると



満面の笑顔で 「新作7泊8日ですとシニア割引料金適応 350円で御座います」



歳をも問わずしてシニア割引適用とは失礼千万 まーそれは満面の笑顔に許すとして

映画館に出掛けての料金が1000円 レンタルDVD350円ならレンタル屋さんも

そこそこエエ商売なのかも知れません そんな事を考えながら共に借りたのが



宮崎あおい “少年メリケンサック” 

http://www.meriken-movie.jp/



浅野ゆう子 “その木戸を通って”

http://www.ponycanyon.co.jp/sonokido/



さっそく奥方様に時間を融通して戴き “武士の家計簿”を共に鑑賞

共に鑑賞するのが夫婦の極意でも在るのですが 解説はチート難しいですかねー

TVドラマ等と違い1枚1枚の絵を綺麗に丁寧に撮って 小道具も手を抜かずに揃え  


森田芳光監督 黒木瞳 “失楽園”以来 期待を裏切らなかったのが嬉しい

けれど少し脚本に問題が在るのか 物語として盛上「起承転結」に薄い気がしました

若しかしたらDVDの時間的制約で 多くの部分がカットされてるからなのでしょうか 




父親 中村雅俊演じる御算用武士 出世に要する費用は今も昔も多額入用

息子の代では積り積もって年収の2年分 利息支払にも事かく有様に大英断実行

嫁 仲間由紀恵の嫁入道具や母親の訪問着まで ことごとく売払い借金減額 



母親 松坂慶子の葬式にも入用を精査する主人公

「家族の葬式にまで算盤をはじくは人道に劣るのじゃありませんか?」子供からの意見 


そんな事も在りながら貧乏の中 子供を成人させ返済が終わった頃には隠居の身

少し良かった事は子供が明治新政府役人を拝命



物語は長い長い貧乏生活が続いた後 江戸幕府が崩壊・明治の御代

普通なら辛抱の後には見事な花が咲き 目出度し目出度しのハッピーエンド

この種映画はそれを期待し 主人公と共に耐に耐て結末を楽しみにと違いますか?

電右衛門などは解ってはいても 幸せに涙する程のハッピーエンドが見たかった・・・


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