2006/9/19

 
  日本海・長浜へ 5「ひでトン」  
 


ひでトン(孫2号・4歳)

我が長男の長男 これが我家系最悪の遺伝子を引き継いでの小心者

“栴檀(センダン)は双葉より芳しい” と良い方を例えた諺が在りますが 

生まれ持った根本的な性格や 幼年期に培われた性格はどうやら

一生物の様な気が最近してきましたねー 諦めの心境なんでしょうか?

慎重派と云えば云えなくもないんですが どう見ても小心者 

上に姉 下に弟の真ん中 1年6ヵ月の時に弟誕生それ以後

気の毒にも母乳は弟専用になり 半年前までは口寂しいのでしょう

弟に授乳中は母の二の腕を吸うて 寂しさを紛らわしてる悲しい立場

女性には乳房は2個装備されているから 左右同時に与えたらどないと

母親ミカちゃんに聞いてみたけど 母乳絶対量の関係なんですて

親分思うに 男なら此処でサッパリと弟に譲って ぐっと奥歯かみ締め

孤独に耐え 次を目指すのが男の道 まー云うたら高倉健やねー



「おい!ひでトン そんな恥ずかしい事せんと こっちへ来てミルク

呑んだらどない」

「ダメーッ 僕さみしぃーのー こっちがイイのー」

上が姉で影響されるのか 言葉使いは女の子系 顔は四角い下駄顔の

嫁の父親に良く似て 本人には悪いけどあまり可愛く無いタイプ(プッ

砂浜に海より上がってきて

「親分 手と足に砂が付いて気持ちが悪いの 洗いたい」

「もう一度海に入って 洗ったらどう」

「海はカライから ダメーッ」

「じゃー 後ろに在る海の家の水道を 使わせてもらったらは」

洗いたいと云えば洗ってくれる そん所そこらの親分とは

チョット違うのを ひでトンは 見込み違いをしております 

恨めしそうな顔してトボトボ砂浜を歩いて行き

丁寧に洗い流して帰って来る途中でコケテ(転倒) もとの木阿弥(笑 



*海岸で撮ったスナップですが ひでトンの背中が泣いて見えませんか?



そんな ひでトン食事時恒例の行事 手に箸を乗せて口の前に合掌

(箸の無い洋風の時は フォーク&スプーンを乗せる)

全員が揃うのを 確認するまで箸を乗せた合掌スタイルのまま待機 

「それでは皆さん ごいっしょにいただきます」と ひでトンが先発 

続いて同伴者全員が「それではいただきます」を唱和・拝礼

大人7人・子供3人が揃うてやると修道院か 禅宗道場かという雰囲気

母親のミカちゃんに聞いたら

自宅ではTVを消してから食卓に付いて ケジメが着いて大変結構との事

我が家でやる分には喜んで協力しておりますが 他所様大勢と同席時は

還暦近い電右ェ門ですら 傍目が気になる所です。

−−続く−−