2006/9/26

 
  日本海・長浜へ6「海水浴場今昔」  
 


 昔 20年余り前 お盆休みの高浜海水浴場と云えば

例の民宿・助右ェ門の親父さんが話しするには 夏場1ヶ月分の稼ぎで

家族5人楽に1年暮らせる潤いを 海水浴客がこの何も無い高浜に

落としてくれていた と話が出る賑わい

(砂浜にお金を紛失し落とす話では無いので お間違いなく(プッ)



今は偲ぶ影もなし いや実際には残っていました

客の入ってない海の家 元民宿構えで今は廃業した民家など

海水浴場 見渡す限りの海岸眺めても 人数が1/10程度の寂しさ 

当時は砂浜に座る場所 確保すのも苦労する賑わい振りでしたが 

どうしてなんでしょうかねー

どう見ても25年間も生きて無い 海の家手伝いのアンちゃんに

「天気も良い盆休みに 客数はこの程度なん」

「ハァー 昔は凄かったと聞いてるだが 最近はぁこれが普通だがぁー」

  嬉しい事にアンちゃん 日本海側標準語でした



休日が増え 多くの海水浴場も整備され 根本的には

レジャーに対する意識の変化と レジャーの多様化でしょう

忘れてならないのが 高速道路網整備が進み 日帰り客増加

兵庫県北部のスキー場でも ドル箱だった泊客減少と年々の少雪に

経営成り立たず 冬だけで無く夏スポーツ用にも設備し 通年稼ぐ体制へ

変化している所の経営者

「朝の早ようから車で来て 飲み食いする物は全部持ち込みですもんねー

道が良うなって高速道路が開通するのも 我々には良し悪しですわ」

「野球・テニス・ゴルフ・サッカーと大勢が年間を通して来てくれて 

結構な話と違うのん」

「殆ど全部が日帰り客でして団体宿泊組かて 旅行社がきつうてなー 

  手間の割には儲けに成らんのが 現状ですわ」



我子達を見てましても 午前・午後合計海岸滞在時間は3時間少々

時代は確実に変わっているのですねー 貧しい時代の代表選手

団塊世代人など想像できない 贅沢な或いは非能率な時間の過ごし方

働く為に遊ぶ民族から 遊ぶ為に働く民族へと時代は移行して

我々が培ってきた効率一辺倒主義は やがて過去の遺物となり

肩身の狭い思いする日が すぐそこまで来ている様子

各々方 金儲けだけでは 長寿社会には適応でき無いかもかも(笑



海岸沿いに増えている物発見

キャンプ場です 水道・かまど設備完備 4人用テントなら20張り規模が

高浜海水浴場には4〜5ヵ所在る様子 観察するに外人が目立ちます

どうも愛知県域あたりの南米大陸系らしいのですが 詳細不明

外人と云えば面白い話を耳にしました

舞鶴港はロシア船が多くを占め その中のアホなロシア人船員が

何思うたのか海上保安庁職員私物自転車を盗み 船に乗って帰ったのを

持ち主本人が一部始終見ていて 船名確認し海上保安庁に届け出

受理した海上保安庁すぐさま係官を派遣 

船長へ 自転車を持って本人出頭を要請 しばらくすると

人相変わる程ボコボコにされた哀れなアホ船員が 自転車を押し押し

通訳と船長付き添いで出頭 余りにも酷い形相に署員達同情して

立件見送り 厳重注意処分のみで帰したんですて

通常ですと何日か船止められて 最悪何ヶ月間の入港禁止処分

しかしロシア船長の強力な気転で事無きを得 アホ船員に教育もできて

  目出度し めでたしの話でした

                  ロシア人船長もナカナカやるねー(プッ

−−続く−−