長男が
「帰りは早い目に出て 長浜に寄りたいけどどうやろか?」
「どうしたん突然 長浜行きて」
「嫁さんとお母さんが行って見たい 云うてるねん パパ 道知ってる?」
「27号を東へ 小浜から山越え近江今津へ出て 琵琶湖岸を北上し
国道8号北国街道南下が一般的やなー」
長浜には心の奥に引っ掛るものが・・・・
次男(25歳)が意中の人として 紹介してくれた美久ちゃん(仮名27歳)の故郷
今は体壊して帰省中と聞いておりました 美久ちゃんは今様の美容師
朝日TV系フリーアナウンサー小宮悦子さんに 間違う程良く似た声
愛想のいい 大人の言葉使いができるのが大変印象的でした
初対面は中華料理店での会食 ビール・紹興酒と進み
フルコースを機嫌よく食べ自宅へ戻り 食後のコーヒーを戴いてる最中
美久ちゃん椅子から滑り落ちる様に床に 見ると顔面蒼白・白目
次に自宅へ食事招待した時にも 同現象再発
次男に詳しく聞くと 緊張すると同じ現象が起き易い体質らしい
兄さんは無職で今は職業訓練校へ寄宿 家には母一人 父親の事は聞いてないと
「世間ではその故障を“○○○○”と云うなー 不治の病で母系遺伝し易く
性格も良さそうやのに よけいに気の毒 それと家庭・家族環境が複雑な様に思える」
「どうして家庭が複雑て解るん」
「確率の問題 経験と感やから完全ではないけど “当らずとも遠からず” て所
社会人は時と場合によっては 瞬時に状況判断せなアカン
特に商売してる時などに多いなー
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(以後の会話内容は 社会的にも問題を含んでおりますので公表できません)
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だからと云うて結婚に反対とか云うてるのと違う 自分の責任で決めたらエエねんけど
親としては大事に育てた我子が わざわざ茨の道を選ぶのを見るに偲び無い
パパも吉川の師匠に教えられたけど 結婚相手は健康と家族環境も大事な話
仕事から帰って 稀(たま)にならエエけど毎日々家族が病気なら 家が暗い
我家が明るいのは お母さんが明るく 家族全員元気やからと違うか 解るやろ
家族環境にしても 日頃明るい嫁さんが沈みがちなので どうしたとよくよく聞と
「父がお金に困ってはって・・・ 娘としてなんとかしたい気持ちは山程在るけれどゥー
私には力もお金も無いしゥゥー どないにも成らへんねんゥゥゥー(涙)」 と泣いての話
可愛い大事な嫁さんが 親の事で是ほど困っているのに 夫として
話聞いて放っとかれへん なけなしの預金下ろして走る事になるわなー」
美久ちゃんの住む街 長浜
次男はさっきから 携帯の作文にえらい熱心やけれど 何処かで昼御飯でも一緒にと
作文電波してるのと違うんやろか 終わった話蒸し返さんでも 出来たらそーっと
忘却の彼方へが望ましいんですがねー 親としては
−−続く−−
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