2005/7/5

 
  水杯交わして横浜へ 完結編  
 


オ「穴子の天婦羅 美味しかったなー」

長「美味しかったやろー 嫁さん連れて来てやりたい思うててんけど

小さい子供3人も連れて 入れる店ちゃうし パパらが来るのん待っててん

嫁さんエライ喜んでるわ」

 

最初の話では 「美味しいアナゴを両親に食べさせてやりたい」 

云うてたんと違うかった?  

息子が所帯持って親より嫁大事にするのを 気に入らん親が

世間には大勢いてはるらしいけど 

何をいまさらそんな事 子を授かった時からの定め エエかげんにしいや(極妻調)

偉そうに云うてるこの私 先日 娘より誕生日プレゼント受け取りまして

送り主の姓が変わってる(アタリマエ)のを 涙して見ておりました



そんな御方に当地での古い言い伝え



 “一口 二妻 三子に四親”(いちくち にカカ さんこによんおや)

 世の中で大事なのは 一番自分 二番嫁はん 三番子供 

最後に親と申しております



 “一口 二子 三夫に四親”(いちくち にーこ さんおによんおや)

 前が夫版 これは妻版ですが 

 両説共々親は最後です 今に始まった事では無いようです



妻から見たら なぜ子供より夫の順位が下やねんと お気付きの

世のお父さん方に一言申し上げておきたい 

御婦人方は先に逝くであろう夫ばかりに気配りしておりますと 

未だ亡くならない立場(未亡人)になりし時

大変具合が悪いのであります 後継者にもそれ相応の気配りするのは

当事者本人に自覚が在うと 無かろうと これ自然の摂理

決して逆らってはなりません



水杯交わして出てきた割には 楽しく過ごしてきましたが

このへんで お開きとさせていただきます。

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