漏電や!どないしょ。



2005/7/4

夕方、家の外で花火を上げるような音がするんです。
奥方と「誰かの悪戯やろか?」と話をしていましたら斜め向かいのお方からTELがありまして「お宅の前で火花が散ってますよ」と言うことでした。
ナヌ?それは一大事!と出てみた瞬間、左上でバン!と言う音とともに強い光を感じました。突然なことなんで確かな位置の確認は出来ませんでしてん。
でも確かに異常な事態と言うことは分かります、ああえらいこっちゃ!どないしょ・・・

発光の場所はどうもアーケードの一部分のように感じました、そこで先ずは蛍光灯のブレーカーを確認に行ったんです、2系統有りまして一つは光センサーで暗くなると点灯、もう一方はタイマー式です、先ずはセンサーの方、ボックスの蓋を触るのが怖い!でも触らないと開けない、恐る恐る触れたんですが異常なし、ブレーカーを見ると落ちています。
タイマーの方に移動して同じようにビビリながら蓋を開けましたらこちらは落ちてません。
取りあえずこいつを落として様子を見ることにしたんです。
暫くするとバン!ですわ・・・・蛍光灯は関係ないみたいです。

どちらにしてもこのままではいけませんので関電に電話を入れたんです。
「営業時間は終了しました」やて、そんなアホな!
緊急用の電話番号を教えてもらって再び電話です、実は・・・・と内容をお話ししたら、お宅に一番近い営業所は加古川ですから一時間ほどしたら到着しますと言うことでした。
念のためアーケードについているブレーカーは落としといて下さいと言うことでした。

 こういう時の待ち時間は長いですねぇ〜、その間に何事やろ?と数人が集合、「関電に電話入れたか?」とか「まだけぇ〜へんのか」と同じ事を聞いて下さいます。
中にはまるでウチが悪いように聞こえるような言い方しての方が居たり、頭にきまっせ!

short.jpg (16121 バイト) そうこうしているウチに数回火花が飛びましたんで、数人の目で場所の確定が出来ました。場所はアーケードとお隣さんの看板近くに決定?です、そうなればお隣さんにも電話を入れんとイカンし大層なことです、でも何かあった後では遅いですからね。(お隣はお店のみで、今は無人ですねん、そんなことで離れた家から出てきて頂くことになります)

全員?そろって待っていてもヤッパリなかなか来ないんですわ・・・・「電話番号教えてか」と言われますんで、ふたりにお知らせしましたらそこからは電話攻勢です!
5分もたたないウチに「まだですか?」コール!
それから10分くらいしてやっと関電マン登場です。

自分で手も足も出ない時、その道のプロは逞しく見えますね!到着しただけでほっと一安心ですわ。

先ずアーケードの街灯が点灯しているので驚いた様子「切って下さってないんですか?」とのご質問です。
(実は商店街の方がこんなん大丈夫やで!と切ったのをまた点けてくれてでしてん、念のためにと言っても大丈夫の一点張りで言うこと聞いて下さいませんねん・・・)
「実はこれを切っていてもスパークしてます」と説明して納得してもらいまして、問題の場所をお知らせしました。
「助かります」とはしごを掛けて登って行かれまして問題の線を触ったら「これもう切れてますわ」と金属部から離されました。
皆さん一斉に質問です「もう大丈夫ですか?」(そんなはずが無いですよね)「このままでは危ないんですけど・・・」と言いながら降りてこられました。
「そしたらどうしたらええんですか?あの先を始末して下さいますのん?」「私も怖くて今の状態では触れません」と言うことらしいですわ。
「元切ったらエエネンやろ?」「そうですがどこから来ている物か分かりません」「ほなどないするん?」「・・・・・・・・・」

考え込んでいても進みませんので懐中電灯の光を頼りにアーケードを這い回る?それらしき線をたどって電柱の大元?ボックスのところまできまして「ここに入ってるで!」とご提案です。
ところが向こうはプロ!確信がないと行動には移しません。
そこで「この家の100Vは大丈夫やで、こっちみてみ、チャンと灯りが点ってるやろ」とご報告です。屋内(メーターから中)はどないもないんと違う?それにこいつは動力のメーターに入ってたやつみたい、この線たどってみ、どう考えても動力の線やで!まあ私らど素人ですから言いたいことを言います。
それでも一応参考にして下さいまして確信を持たれたようです。
電柱に登ってボックスを開け「〇〇洋品店さんで間違いないですか?」と確認です「なんでそんなんわかるん?」とお聞きしましたら、ボックス内でチャンと名札を付けて仕訳してあるらしいです・・・・・なるほど!納得。
「そうです間違いないです」と答えましたら徐に降りてこられました「なんでです?」とお聞きしましたら「再度繋いでくれと要望があった時に繋ぐ部品があるか確認です」やて、なるほどそれも有りですね。しかし今回はご本人さんが「当分予定無いから切ってもて」と言われましたんで、決心されて作業開始です。

ボックスの中には太い線が一杯ですね、それに一つずつカプセルのような物がついていました、多分ヒューズなんでしょうね?「これくらいのショートやったら切れへんのん?」「ハイ滅多なことでは切れません」なんですて、なんでやろ????

3本を慎重に切って端っこの始末です、ウマいもんですねぇ〜大雨で不自由な体制でも、ちゃんとやってです、一本ずつテスターで確認してココは終了。
続きまして問題の場所に移動、これまたテスターでチェック、音もなんもせんみたいですからOKの様ですわ。
こちらも3本バラバラにして先っぽの始末をされていました。
後始末を手伝う振りをして・・・お見送りですわ。
これにて一件落着!

(今回の場合完全に関電さんの範囲ですね)
一つ気になるのは、なぜそうなったかです、私が思うには下水工事の時アーケードの支柱の下までくりぬいてしまったのでアーケードが微妙に下がってきて今までは余裕があった空間が無くなり、建物とアーケードの間に電線が挟まってしまった状態になったのではないかと・・・・
それが年月たって風・振動などで擦れあい皮膜がめくれてしまい今回の雨で水が進入、金属と仲良しになってしまって火花!
違うやろか?そう思うと危険箇所がまだ潜んでいるかも知れませんわ・・・・怖いなぁ〜。




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