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CHのヨークを小改造(第2弾)+ FS9.cfg 記述変更     Aug. 8 , 2007        ホームに戻る

 CHのヨークのスロットルレバーを、筐体の一番右に付け替えた。ここはもともとふさがっている場所だが、上位機種の場合はプロペラとミクスチャのレバーが付いている所だ。筐体の裏側は、レバーが3本取り付けられるように、あらかじめうまく仕上げられている。

 金のこで切り込みを入れて、後はヤスリで整形し、レバーが出るようにした。CHヨークの元々からのボリュウム(ポテンショメータ)はガリってきていた為に棄ててしまったので、市販の小型100KΩボリュウムをとりつけたが、軸の固定部分にゴムを巻いてぐらつかないようにした上で、CHの元々からの押さえ具で固定した。

 今、このレバーにプロペラピッチを割り当てて使っている。筐体の一番右側なので、ある程度操作しやすい。
 簡単な改造だったが、CHヨークのスロットルレバーのみのタイプを使っている人には、是非お勧めしたい改造だ。ヨーク操作とスロットル操作を同時にしても、腕にヨークがぶつかりにくくなるだろう。

 しかし.... こんな風に「FS作り物系」にはまりだすと、その延長線上には「ホームコックピット」という魔物が待っているようで....

 <追記> 改造や自作をした後、当然の事ながらコントローラのプロパティでスロットルやヨークのキャリブレーションをし直すが、普通にキャリブレートしたのに、FSを起動すると、スロットルやプロペラピッチが最大値一歩手前で止まってそれ以上に上がらなかったり、また、トリムが大きく動きすぎてもう少し微調整が効くようになってほしかったり、と、不都合を感じることがあった。
 その際は、FS9.cfgの記述を直接書き換えるとうまくいくことが分かった。
 スロットルは値を10〜20多めに書き換え、トリムは半分以下の値に書き換える。参考までに私の場合の値は、
 [JOYSTICK_MAIN ]
 AXIS_EVENT_00=AXIS_ELEV_TRIM_SET
 AXIS_SCALE_00=-45 <--- マイナスは軸の回転方向にリバース設定をしてあるため。
 AXIS_NULL_00=2
 AXIS_EVENT_01=AXIS_THROTTLE_SET
 AXIS_SCALE_01=-127
 AXIS_NULL_01=1


スロットル製作 ベストアイテム見つけた!!     Jul. 21 , 2007        ホームに戻る

 改装した自作スロットル。使用感もなんとか満足できる域に達して、ご機嫌でフライトを楽しんでいる。その折も折、世の中とはこうしたものなのか、はたまた運命のいたずらか、単に私の下調べがお粗末だっただけなのか、とんでもなく素晴らしいアイテムを見つけてしまった。
 左の写真が、その現物。というか販売元のページの写真。無断使用だが注文したから、マァ、いいか。
 その名も「USBジョイスティックコントローラー」。(株)ミストラル社製。
 このユニット基盤1枚で、8つのアナログ入力と、32個のボタン、8方向ハットスイッチがコントロールできるのである。つまり、アナログ回路では4発エンジン、スポイラ、フラップ、プロペラピッチに使っても、まだ1回路余るのである。
 ボタンスイッチに至っては、ギア、ライト、ピトーヒート、リバーサ、各種計器ON/OFFや....と、もう何でも出来そう。このボタン回路に自作ロータリーエンコーダ回路を組み合わせれば、COMやNAVの周波数もグリグリッだ! と、もう夢は広がりっぱなし。
 私が今まで自作して使っていた”LPTスイッチ”でも同様の操作は可能だし、スイッチ類も40個まで出来る。しかし、BIOSでプリンタポートの設定が必要だ。やっぱり、このアイテムのように汎用のUSBが使えるのは楽ちんだ。
 難点があるかもしれないとすれば、LPTスイッチのようには、スイッチの「押しっぱなし、入れっぱなし」が検知できないかもしれず、そうなると着陸ギアのノブのように、スイッチの向き(機械的状態)を視認したい用途には向かないかも....という事。さらにもう一つ、LPTスイッチのようなキーボードエミュレータではないという事、だけのようだ。

 このユニットが到着すると、さっそく今の自作スロットルにスポイラレバーとプロペラピッチレバーを追加しなくては。 なんとか改造は可能のようだ。構造的に。大きく作っといてよかったかな...
 しかし、この趣味、きりがない.....

 <追記>Jul.24 早々と今日、現品が到着した。ユニット本体と、ミストラル社のページにもあるA4程の大きさの説明書が1枚。これが厳重に包装されて送られてきた。
 回路の工作自体にはさほど困難な所は無さそうだが、ダイオードマトリックスを自分で部品調達して製作した上でこのユニットに接続する必要がある。費用的には安い物だが、マトリックス?!何それ?という向きにはこのアイテムの使用は難しいだろうな、という感想を持った。
 もう1000円高くてもいいいからマトリックスを組んでセット販売してくれると助かる。特に気短かで老眼の私のような者には。
 ところで、説明書を読んでわかったが、このユニットでスイッチの「押しっぱなし、入れっぱなし」は検知できそうだ。が、しかし、「押しっぱなし」のスイッチがOFFになった時、FSの側でそれを検知して何らかの信号を発生してくれないと何の意味もない。FSにはそういう機能は備わっていないので、結局のところ通常のジョイスティックのようなプッシュボタンを押すという動作しか出来なさそうだ。
 さて、ユニットは手に入った。あとは作ったスロットルの改造、と思っていたが、やはり前回の経験を生かして新たに第2号機を作り直すことにしようかな....
 しかしまったく、この趣味、きりがない.....
    
スロットル製作 最終決着     Jul. 8 , 2007        ホームに戻る

 自作スロットルもほぼ出来上がった感じで、実際にFSで使用してみて、まあこんなもんだという感じで楽しんでいた。が、しかし、懸念していたことが起きてしまった。ボリュウムを駆動するリム接触の部分が、やはり微妙にスリップするのだ。特にスロットルを激しく操作したときにはスリップがはっきりと表れる。心臓部の不具合だ。
 結果として、ヨークのプロパティでボリュウムのキャリブレーションをやり直さねばならない。またそれが積み重なるとスロットルの中に手を突っ込んでボリュウムを適正位置に回してやらねばならない。こんな「外科手術」をそう何回もやれるはずはないし、製造物責任の感覚で言ったら、まあ間違いなく「欠陥商品」である。

 それで、最終的な改修を施した。やはり、シンプル・イズ・ザ・ベスト。スロットル回転板と、ボリュウムを直付けすることにした。また、ボリュウムの回転軸一本で、レバーやら何やらの重量および回転に伴う横揺れモーメント力のすべてを支えるのは無理そうなので、ゴムシートを貼ったL型金具を回転板に接触させ、回転のガイドとブレーキを兼ねる事にした。
 スロットルのボリュウムも、結局はCHヨークの回路にはつながずに、USBゲームパッド基盤の方につないだ。FSで機体が表示されるまでスロットルレバーを中間点に置いておき、表示されたらすぐにアイドル状態までレバーを下げる事で上手くいっている。CHヨークのスロットルに使ったレバーは、プロペラピッチかスポイラに廻せばいい。これで接続ケーブルの引き回しもスッキリとした。
 もう、これで終わり。これ以上不具合が出たら、一から作り直すんだ.....もう少し小さめに.....
 
伊勢湾の「神島フォトシーナリー」  FS2004用最後の作製になるか...?     May. 26 , 2007        ホームに戻る

 最近、FSで伊勢湾岸をVFRすることが多くなったが、伊勢湾入り口の「神島」だけフォトが貼り付いていなかった。
 私のシーナリーレイヤ管理が悪いのかもしれないが、坂川さんの伊勢志摩やdragon2さんの知多半島・渥美半島のフォト範囲に、この神島は入っていないように感じる。
 美しい海岸線を飛行し対岸の伊良子岬に向かう間に、突如デフォルトのへんてこりんな地形が出現するのだ。まして変な断崖除去のためにFSデフォルトの水面設定bglを消して使っているので、島の周囲に四角い地表タイルまで露出している。
 FS2004用のシーナリーを作るのもこれが最後だろうと思って、フォトを貼り付けるとともに、Ground2k4で神島小学校のグラウンドを水平に整地し直した。
 Ground2k4では38mメッシュでの標高設定が「限界」だとソフトのメニューに出てくるが、これがFSX対応になると、もっと細かなメッシュ設定ができるようになるかな......でも、思い入れのある地形にリメッシュ作業なんかやりだしたら、とんでもなく「膨大」な時間が要るだろうな.....などと、PCの入れ替えもままならぬ状況の中で、捕らぬ狸の皮算用である。
   
スロットル製作 変更点発生     May. 26 , 2007        ホームに戻る

 延々とやってきた外付けスロットルもほぼ出来上がった感じで、実際にFSで何度か飛んでみているうちに、ちょっと、いや、かなり具合の悪いところが見つかった。
 スロットル用ボリウムを駆動しているベルトドライブの部分だ。(って、おい、心臓部じゃぁないかい!)
 制作中のテストで、このベルトが柔らかくて伸びが良すぎるとスロットルレバー操作にひどく遅れて反応することが分かっていたため、2mm厚の堅いゴムを加工して使ったのだが、これもやはり微妙に伸びるようで、スロットルレバーを逆方向に反転操作した際に、「わずかな」遅れ(ヒステリシス効果的な遅れ)が出てしまう。
 「わずか」ではあるが、反転操作時のこの「わずか」が重要で、着陸時や水平飛行時の微妙な出力コントロールが出来ない。
 これはもう直すしかないので、少し考えたが、結局はスロットルレバーを取り付けた回転板と、ボリウムにつけたローラー(つまみ)を接触させて駆動することにした。回転角の比率も変わるので、ついでにボリウムも市販の100KΩBに取り替え、CHヨークに付いていた物は、古くなっていわゆる「ガリって」きていたので捨てることにした。
 これで一応思い通りの操作感触にはなったが、レバーを激しく速く操作した時に、接触面のゴムの所でスリップが生じないか不安はある。

 外装は写真の通り。汎用レバーの握りは紙粘土製。「紙」で出来た素材は、見た目も握った感触も軽くて、重厚さがまったく無い。握りに合う部品が何かないものかなぁ。ある方のWEBページで台所のオタマジャクシの柄を使っているのを見たけれど......
 ところで、汎用レバーはプロペラピッチ用にと考えたが、エレベータトリム用に使っても操作量が目に見えて便利だった。FS起動時に中点にあることを考えると、トリムのほうがいいかもしれない。

 注意点4:スロットルレバーは、何らかの方法でボリュウムの回転軸に直付けされているのが確実である。
 反省点5:工作はあくまで正確で丁寧を期すこと。正確なら接触動作をさせる時などの狂いが出にくい。
   
FS同好会合宿に参加!!     May. 6 , 2007        ホームに戻る

 5月の4連休は出張で仕事が入ってしまったが、そのうちの一晩を無理矢理調整して、待望のFS同好会に参加した。

 他の方々のプライバシーもあるやも知れず、「某所」での会合ということにしておこう。主役は参加者それぞれの「FS熱」なのだが、それを盛り上げてくれたのが、写真にあるマシンとコスチューム。
 大型ディスプレイと実機さながらの操縦装置。持ち寄ったネタ話と画像や映像。ついには貴重なコレクションの試着会(パリコレならぬFSコレ)。それから、美しい新緑に美味しい空気と酒。道楽とはよく言ったもので、好きな道を楽しむ者がひとかたまりになると、普段ひとりでは味わえない事を味わえるものだ。
 私は仕事の都合で翌朝早くに会場をおいとましたが、FS談義は翌日も延々と続いたとのこと。あーーっ最後まで参加したかった!!
 1日経過した今日も余韻は続いている。連休の一日、楽しい思い出になった。好きなことに歳は関係ないものだなぁ、と、つくづく感じ入っている。


スロットル仕上げ作業     May. 1 , 2007        ホームに戻る

 外付けスロットルの外装仕上げをやっている。(現在進行形...)。
 側面以外のほとんどは、ペイントをスプレーしたアクリル板で作ってある。金属より柔らかいので加工しやすいが、作り方が下手なせいか微妙な寸法ズレが出てしまい、ぴったりと合わない。
 隙間の出た所は、後で目隠し材料を当てるしかないだろう。
 それから、前々から気にはなっていたが、ピッチコントロールレバー用の握りの部分を作らないといけない。これは紙粘土で出来ないかと思案中だ。
 それから、2つのレバーのスライドする溝には、やはり目盛りをつけないと格好が付かないだろう。つや消しタイプの透明シールにプリントして貼り付ける方法はどうだろうか。

 最終段階になったと思っても新たな工程が発生する。こりゃぁ、販売している製品の開発費が高いのはこういう所にもあるのか、と改めて知るわけである。


外付けスロットル。最終動作チェック     Apr. 30 , 2007        ホームに戻る

 4月も最終日。外付けスロットルも最終動作チェックまで漕ぎ着けた。
 外装前に、電気回路の動作と機械的動作の確認をしたのだが、ゲームパッド基板流用の電気回路は一応動作している。機械的な動作は、思ったような操作感触が得られなかった面もあるが、とりあえずこんなものと割り切ることにした。今回は。(って、再度作るのはいつのことやら....)

 実は、仕上げ前の今ごろになって、スロットル操作時のカチッカチッというノッチ感をどうやって作るか、かなり考えたのだが(オーイ、先に考えなきゃぁ!)、L型金具に3mm厚アクリル板を板バネの代わりとして付け、そのアクリル板に薄金属板を山形に曲げて突起させたものを取り付けた。それをスロットル回転板周囲に付けた小さな切り欠きに押し当てると、これが安直な作りながら、けっこうカチカチいってくれる。

 FSを起動して使ってみた。操作感を確認したが、図体が大きい分だけスロットルの微調整が利くような...。 ノッチの方の効果は、思った以上にあるようだ。スロットルに目をやらなくても、今どの辺りにレバーがあるか、だいたい掴める。
 あとは外装の仕上げ。あと一息。
 
外付けスロットル。 ケース加工開始......     Apr. 21 , 2007        ホームに戻る

 外付けスロットル製作開始より40日以上が過ぎ、あれこれ試行錯誤し、後悔し、諦めて、ようやくケース加工をするまでになった。今のところ、木工作業ばかりである。安い2000円ほどの小型電動ドライバを買って使ったら、これがスゴク楽ちん。下穴開け、木工ねじ止め等、とても便利だ。やっぱ、道具だねぇ....
 と言いつつ、我ながら工作の下手さ加減には嫌になるほどである。このあとアルミ板やアクリル板を使用して、スロットル周りの円周形のカバーやら、スイッチ取り付けやら、ホントにうまく出来るのかいな。自分でも半信半疑だ。
 ラジオ少年時代から格好良くきれいに作るのが苦手だったが、ゆっくりやっている今でも、やっぱり同じだ。

 工作の巧拙はさておいて、それにしてもバカでかく作りすぎてしまった。後悔しないゾと諦めたのに、つい愚痴が出てしまうのである。
 注意点3: サンワのゲームパッド付属のアナログスティックのように、初期状態でボリュウム位置が中点にある(プロポのスティックのボリュウムの)ような回路は、中点のある操縦装置(ラダーやエルロンやエレベータ)向きである。付属の回路は、FSが立ち上がったとき、ボリュウムのレバーの実際の位置に関係なく、操縦装置のレバーは中点にあると判断してしまう。
 <後記> スロットルボリュウムをUSBゲームパッド基盤につなぐならば、FSで機体が表示されるまではレバーを中間点に置いておけば上手くいく。


外付けスロットル。 基盤流用でトラブル!!     Apr. 14 , 2007        ホームに戻る
 サンワのゲームパッド基盤をスロットル回路に使う件。WinXPのコントロールパネルのジョイスティック設定画面では、アナログスティックの代わりに付けた2個のボリウムがきちんと反応しているのだが、FSを起動してみると、どうしてもFS上でスロットルが反応してくれない。
 プロペラピッチは反応する。しかし、どうやってもFS上のスロットルはぴくりとも動かない。
 代わりに、スロットルをラダーに割り当て直してみる。と、FS上の機体できれいにラダーが動いてくれる。

 これはどうも、サンワの基盤のアナログスティックは、初期状態で機械的に中点に自立している構造であるため、回路のプログラム自体も初期状態では中点を保つようになっていて、スロットルのように中点の無い動作をする向きには合わないのかもしれない。しかしそれにしては、プロペラピッチは反応するのでちょっと解せないのだが....。とにかく、きっとFSとしては、初期状態で中点を示すような回路をスロットルとして認識しないのだろう。
 結論として、作製したスロットルは、元々のCHヨークに取り付けた外付けVR引き出し用コネクタにつないでやって、回路もCHのものを使うしかなさそうだ。そして、作製予定のラダーをサンワのゲームパッド基盤につないでやることにする。CHヨークとこのスロットル回路をつなぐ配線が1本増えるのがちょっと気に入らないが。
   <後記> この原因は、何らかの都合でfs9.cfgファイル内でスロットルの記述部分がうまく書き換えられなかった為であると判明。手書きで強制的に直したら反応するようになった。
 スロットルボリュウムをUSBゲームパッド基盤につないだ上で、FSで機体が表示されるまではレバーを中間点に置いておけば上手くいくことが分かった。


外付けスロットル ゲームパッド基盤流用     Apr. 11 , 2007        ホームに戻る

 サンワのゲームパッドのアナログスティックを取り外し、代わりに2個の100KΩボリウムに結線してやった。100kΩVRのひとつはCHヨークから取り外したもので、もう一つの100kΩVRは市販の物である。
 この2個のVRでスロットルとプロペラピッチ(JET機の時はスポイラ)をコントロールする。
 結線してテストしてみたら、なんとかうまく動作している。これで、CHヨークにあったスロットル回路は、ペダルを自作してラダー回路として使用できる。
 あとは、この機構をうまく、しかもきれいにケース収納加工し、ゲームパッドにあるボタンをうまく使えるように基盤を取り付ければ完成のはずだ!!
 しかし、ケース配置加工が一番の苦手なんだな、これが.....

 注意点1: ゲームパッドから外したスティックの抵抗値とあまりにかけ離れた10kΩのボリウムを使用したら、ボリウムをアナログ的(連続的)に動かしても、ゲームパッドのドライバ回路は高中低の3つのポイントでデジタル的に、まるで3つのスイッチみたいに反応するだけだった。
 注意点2: ボリウムを取り外してしまったCHヨークを怒らせてはいけない!! スロットルの跡には、数十kΩの抵抗を仮につないでおいてやらないと、エルロンもエレベータも各スイッチも何も反応しなくなる。(おーーいっ....)


外付けスロットル製作 ピッチレバー追加     Apr. 4 , 2007        ホームに戻る

 スロットルレバーの横に、プロペラピッチ操作レバーを追加することにした。JET機の時は、FS9.CFGを入れ替えればスポイラレバーとして使えるかもしれない。どうせバカでかくなってしまったのだから、ついでだ。
 ピッチレバーの機構は、スロットルよりも簡便な形でやってみることにする。CD盤をボリュウムに直付けしてやり、そのCD盤をゴム板とプラスチック板で挟んでブレーキを作り、さらにCD盤にピッチ操作レバーを直付けする。
 ベルトドライブ機構に比べて実に簡単で、工作もあっという間に終わってしまった。

 ピッチ操作回路は、サンワのUSBゲームパッドの基盤を流用することにした。
 980円なのにアナログスティックが付いていて、おまけにボタンが8個も使える。これは使わない手はない。
 スロットル回路もCHヨーク側とは切り離して、USBゲームパッドのアナログスティックの残り回路を使うことにする。元々のCHヨークのスロットル回路は、この後に作成予定のペダル回路に回せばよい。
 と、ここまでは頭の中での「計画」であって、実際にはやってみないと何とも言えない。
 ケームパッドのスティックのボリュウム回路を、こちらの用意したボリュウムに切り替えて果たしてうまくいくかどうか.... 結果が楽しみである。
  反省点:その4。 工作は一つ一つ丁寧にやらないと、あとで修正できない....汚い作品になりそう....


外付けスロットル製作 その後     Mar. 27 , 2007        ホームに戻る

 試行錯誤しながらも、ようやく動作をFSでテストするまでになった。
 今回手間取ったのは、スロットル用ボリュウムをどうやって駆動するか、という点だった。直付け駆動か、ギヤ駆動か、あるいはローラー接触型などの間接駆動か。
 しかしCHヨークに付いていたボリュウムの有効回転角範囲が45度ぐらいであるのに対して、希望するスロットルの回転角範囲は90度ぐらいなので、結局ベルトドライブ方式にした。

 ベルトも初めは弾力性の高いゴムを使用したが、スロットルレバーの回転に遅れて反応するのでどうもダメで、最終的には2mm厚のゴムシートをベルト状に加工して使用した。これでスロットルの回転にほぼ正確に追随してくれるようになった。
 スロットルの重みを出すためのブレーキ機構は、スロットルレバー支持用回転板の円周にゴムシートを接触させる方式にした。が、操作の感触は「いまいち」である。

 反省点:その2。 スロットルボリュウムは直付け駆動の方が製作が楽だ。今回のような間接駆動は何かと面倒。
      その3。 鉄製のスロットルレバーは重くて、その分ブレーキ機構の作りも大げさな物が必要になる。


CHヨーク用 外付けスロットル製作中     Mar. 13 , 2007        ホームに戻る

 行きがかりでCHのヨークからスロットルを取り外してしまったので、試行錯誤しながら外付けのスロットルを作り始めている。

 CDのケースを利用して、そこに鉄アングルを2本並行に取り付け、ちょっと見た目では双発用スロットルに見える"シングル"スロットルレバーに仕立てた。もちろんスラストリバーサ用のレバーも付け、ランウエイに接地したらグイッと引っ張って逆噴射をかけるのだ。フフ.....
 が、なかなか思ったように格好良く作れない。ホームセンターであれこれ品定めしても、そうドンピシャと当てはまる小物には出会えない。出かけたときに思っていたスロットルの構造と、買って帰る時のそれとでは大きな変更が生じていたりする。

 なんとか写真の辺りまでこぎ着けたので、あとはスロットル回転時の"重さ"をどうやってだすか。それと、出来れば回転時にカチッカチッと軽いノッチを感じたい。そしてカバーに入れて格好良く仕上げる。まだ先は長い。
 が、さっそくの反省点がひとつ。
  反省点:その1。 おもちゃ仕立てのCHヨークに比べて、このスロットルはばかでか過ぎる.....


エラいことをやってしもうた! CHヨーク小改造     Mar. 1 , 2007        ホームに戻る
 CH製の古いゲームポート接続ヨークを今でも使っているのだが、どうも不満がたまりにたまってきた。ピッチ操作時のあの中点の出せなさ。バネが入っているのに全然まんなかに戻らない。買ったときからそうだったが、何年も使っていてますます悪くなってきた。潤滑スプレーも役に立たない。ピッチ操作をしたらヨークの棒に目をやって印を付けた所に戻していたが、着陸の時なんか機体が乱高下してどうにもならない。それから、ヨークの向こう側に配置されたスロットル。手を添えていると、左バンク操作時にヨークがぶつかる! 何なんだこれは!! お暇を出したいが、新しいヨークにお越しいただく元手がない。

 で、苦肉の策。中点に戻す補助力を出すためのバネを2本追加することにした。ヨークの蓋をまくると幸いなことに、バネが付いている部品に、大きな牛の角のような棒が2本ある。これにドリルで穴をあけて、0,8mm線径で4cmのバネをつけてやった。バネのもう一方の端は、もともとのバネが使用している金具に同居させた。
 工作ついでに、スロットルVRも蓋から取り外し、リード線を外出しにする為のミニプラグをヨーク筐体側面に取り付けた。あとで、ハズしたVRを利用してスロットルを自作すればいいのだ.....

 結果、操作性は"心持ち"だが良くなった。ヨークの棒に目をやらなくても、ピッチを戻すときに手で戻す感じで操作すると、バネの力の抜け具合で、ああここがセンターだな、と感じられる。
 高級品のように何も力を掛けなくてもセンターに戻るのが理想だが、プラスチックがこすれ合っているだけの、しかも外国製の"おもちゃ"にそこまで要求してはいけないだろう。
 あとは、外出しにしたスロットルを自作しないといけない。しかし、時間が....
 テスト間近になると半田ごてを握ったあの若き日の悪い癖は、知命を過ぎた今も治らない。


おすすめフリーウエア「Autower」     Feb. 18 , 2007        ホームに戻る
 17日。金沢のN氏といっしょに、シーナリー作家である四日市のO氏をお訪ねした。N氏のヘリ用自作コックピット、O氏のシステム等、いろいろ見せていただき、かなり刺激を受けた。O氏のWEBの画像BBSでその時のスナップを掲載してくださっている。
 また、O氏がFSXをも導入されていたので、いろいろとデモンストレーション風に見せていただいた。
 FSXは、きちんと動いていた。少なくとも、ハードウエアを見極め適切な設定をしてあれば、設定にあわせたパフォーマンスを見せてくれる。

 帰宅して、FSXに追加された新機能の一部を、FS2004で実現するフリーウエアを導入することにした。
 雑誌に紹介されていたフリーウエアの Autower である。これはFS2004専用である。
 結果は一言。「 いい !!」。 インストールも簡単で、ダウンロードしたdllをFS2004のModuleフォルダに入れるだけである。
 このソフトの特徴はズバリ、機体の飛んでいる近くの空港の「管制塔からの視点」を自動的にセットしてくれること。
 FSXでは標準でこの機能があるようだが、2004では無い。例えば、FS2004で福井空港から飛び立って大阪空港に到着して、管制塔視点にすると、大阪空港の管制塔からの眺めではなく、福井空港の管制塔から超超望遠鏡で見た眺めになってしまう。 インスタントリプレイで管制塔視点で見たい時も、これではうまく行かない。
 ところが「Autower」を導入すると、空港に近づくと、自動的に管制塔視点が切り替わるのだ。これは本当に便利だ。
 ただ、Autowerを使用するには「FSUIPCのVer3.71以上」が導入されていないといけない。が、しかし、FSUIPCのレジスターをとっていなくても動作するとマニュアルに書いてあったので、半信半疑でFSUIPCをダウンロードしてFSのModuleに入れ、レジストしないままやってみたら、Autowerはきちんと動作している。少なくとも今のところ。
 世の中には、こういう痒いところに手が届くソフトを作ってくれる篤志家がいらっしゃるのだなぁ、と、しばし感謝の念に浸っていたのであった。
 「Autower」の入手は、AVSIM.comか、作者のページ http://christoph.rosenkeller.org/autower/ にて。

追記: 福井空港のような滑走路1本のローカル空港のほとんどは、FS中では管制塔の位置が指示されていないようで、FSの管制塔視点は現実とかけ離れた位置と高さに暫定セットされている。
 しかしこんな空港の場合に、Autower ではデフォルトで管制塔を滑走路中心上空にもってくる。また、設定を記述したautower.iniファイルに、高さ+滑走路中心からの角度と距離、で管制塔位置を指定できるようになっている。
 やってみたところ、高さは指定通りに変更できた。が、角度と距離がうまく反映されない。これについて、さらに追試したいと思っている。


各務原航空宇宙科学博物館     Feb. 1 , 2007        ホームに戻る
 以前から一度行ってみたかった各務原の航空宇宙科学博物館。代休がとれて、ようやく行ってみることになった。暖冬で雪の心配は無さそうなので、車で出かけることにする。博物館以外にも回りたかったので、何と言っても車である。こちらからだと、JRと車+高速料金+ガソリン代はトントンなのだ。
 ちょっと遅く起きたせいもあって、博物館が見えだしたのは正午過ぎ。近づくとYS-11や飛行艇の野外展示機が見え、ちょっと興奮気味。そのせいか駐車場入り口がわからなくて(実に簡単なのに)、2度ほど行き止まりの道に入り込んでしまった。<--- カーナビの画面で確かめろ。

 ようやく駐車(無料!!)し、YS-11に走りたい気持ちをグッとこらえて順番に他の機体を見学。いよいよYSという段になって、中に入るのは初めてで、かなり感激モードである。
 コックピットも往時のまま。立ち入りは禁止なのでシートには座れなかったが、かなりよく見渡せる。しかし、当たり前のことではあるが上にも左右にもスイッチがニョキニョキとあり、しかもその取り囲まれかたといったら想像以上で、こりゃあちょっと身体を動かすとスイッチの一つも誤操作してしまうのじゃないかと思われる程である。まさに「手と身体」で飛ばす機体なのだと、改めて痛感した。
 次にYS-11の隣の飛行艇。 デカイ!! まさにデカイ。こんなに大きい物がよく水に浮かぶもんだと、大和でさえ浮かぶことや、それ以上に空を飛ぶもんだということを忘れてしばし驚く。親子連れで来ていたかわいい幼児が、「怖い」と言って近づきにくそうにしている心情が分かる気がした。

 館内見学では、入館者はほとんどいなかった。あれやこれやの機体をじっくりとためつすがめつ眺めて、小休止に何か食べようと思ってレストルームにいくと、平日のため飲み物程度しかないとのこと。やむなく空腹を抱えて見学続行ということになった。
 見学後、ショップで紙飛行機と飛行機せんべいを買って館内見学終了。もう一度YSに入ろうと思ったら、キャビンアテンダント姿の女性とテレビカメラが動いていて、YSにはもう入れない状態。何の撮影だったのか、気になる。
 仕方がないので、博物館を後にして岐阜基地へ。今日は東側から進入しているので、東端の真下辺りへ車を向かわせたら、折良くT−4が真上を着陸進入していった。

 その後、遠くに見えるタワーに気がつき行ってみることにした。坂川氏の岐阜シーナリーにもある一宮のタワーとは形が違う。到着してみると、そこは木曽川のお囲い堤の脇にある、江南市の施設だった。
 タワーは夜遅くまで入れるとのこと。まだまだ明るいので遠くまで見えるだろうと登ってみる。展望階到着。 おお!南の小牧山、西の金華山、伊吹山、東の犬山方向、北の各務原の山々、一望の下にひろがっている。岐阜基地のT-4が場周経路を飛んで着陸態勢に入りながら旋回するのも、双眼鏡を使えば目の高さで見える。
 気の遠くなるほど真っ平らな濃尾平野をこんな高さで見られるタワーが、岐阜基地の近くにあるとは今まで知らなかった。
 そうこうしているうちに夕方になり、山岳?高速道路が凍らないうちに走りたいということで、あれこれと名残惜しい気はしたが家路につくことにした。
   
FSX発売 手が出そうになったが...... Jan. 28 , 2007   ホームに戻る
 発売日翌日の昨日、福井市内の店にFSXの箱を拝みに行ってきました。結構大きいパソコン専門店のソフトコーナーでは見つからず、家電やパソコンの量販店に行ってみると、1軒の店に8箱ほどおいてありました。FS2004とほぼ同じ大きさの箱で、ちょっと物足りない感じですが、黄や金色を主体にしたパッケージはすぐに見つかりました。
 で、買ったか、というと、Noであります。
 FSXが現状のマシンで快適に動作するか否かについて、ComputerPilot誌のレビューではまあまあの記事が書いてありましたが、simFlight-JPのフォーラムで、早速購入された方の記事を見ると、現状でかなりのマシンスペックの方でも、東京ではフレームレートが10程度とか。
 非力マシンの私にはとても手が出ませんでした。
 発売直前のWindows-Vistaも販売店にはパッケージが展示してありましたが、VistaにDirectX-10で、ようやくFSXがまともに動くのかどうか、これも現段階では未知数部分が多すぎます。
 早い話が、メモリ512MB + celelon2.7GHz + 数千円のAGPグラフィックボード の我がマシンでは、Vistaも快適には動かせません。
 FSXはVistaマシンを新調してから、ですね。
   
FSXは"買い"か? Computer Pilot Magazine 誌のレビューによれば...... Jan. 8 , 2007   ホームに戻る

 日本語版発売も間近となったFSX。表題の雑誌の記事によれば、「どちらとも言うことはしない」が「筆者は買う」との事。
 一番心配であったハードウエアのパフォーマンスについては、現在標準的なスペックのマシンで、FSが"普通"に動いているマシンにおいて、FSXの最終テスト版は問題なく動いているとのこと。
B737機内からの剱・立山  あくまでも個々のハード環境が千差万別であるので、筆者は断定を避けているが、FSXはFS9と同じフレームレートで動いているとのことである。
 また、WindowsVistaである必要はない、DirectX-10である必要もない、という事である。VistaもDX-10もまだ発表前であるから当然のことだが、とにかくFSXはWindowsXPで動くように設計され、現状の標準的なスペックでFSX最終テスト版は"普通に"動いているとのことである。
 WindowsVistaやDirextX-10がリリースされ、それらを使用すれば、おそらくもう少しだけパフォーマンスは良くなるであろうが。 いずれにしても、そうそう簡単にマシンの入れ替えをできない私にとっては朗報であった。

 それにしても、FSXのスクリーンショットを見ると、コックピットもパーチャルコックピットは相当な出来であるし、GPSやグラスコックピットなどの計器類等も、IFRの時などは使ってみたくなりそうな出来具合である。もはや2Dコックピットパネルの時代ではなさそうだ。こうなると、ソフト側の要求というよりも使用者側の要求で、ディスプレイの大型化やマルチ画面化が進んでくるだろう。
 私がようやく使い始めた小さなディスプレイでの2画面環境も、もはや過去のものとなりつつあるのか・・・・・
           写真は、記事と何の関係もありません・・・・・悪しからず。


2006年の今頃になって、なぜかFS2004          ホームに戻る
 2007年にはWindowsの新バージョン発売とともに、FSの新バージョン(FSX)も発売されることになり、レビュー記事も華やかな今頃になって、なぜか買い控えていたFS2004を購入した。どうして今まで買わなかったのか。それは、バーチャルで操縦すること、それも計器飛行でクロスカントリーを上手にこなし、目的空港の滑走路にきれいに着陸する自機を楽しむ分には、空気の透明感や雲のリアルさを謳うFS2004は特に必要ないと思っていた為である。また、地表の描画技術も基本的にはFS2002で搭載された新しい描画エンジンのままであるし、フォトシーナリー対応もFS2002で標準装備されているのである。それにFSを楽しむ時間のうち半分以上はシーナリー作りのほうで使っているため、なおさらFS2004への移行は必要性を感じていなかった。
 で、長々とFS2002を使用していたのであるが、ある時、販売店の棚に売れ残ったように寂しく置かれているFS2004Century of Flightの缶ケースを目にした。一時、FS98のころ、田舎の当地でもFS人気が出たらしく、FS98と共に中部近畿シーナリーを始め数々のアドオンが置かれていた時期があったが、FS2000以来徐々に品数が減り、以前一棚全部を占めていたFSコーナーも、わずか3本ほどの製品を置くだけになっていたのである。
 こうなってくると急に、FSがマイナーな趣味であったころのマニア心がくすぐられて、とうとう手が出てしまったようなのである。基本的には一般的な衝動買いと、購入動機の動き方に大きな差はない。
2画面をキャプチャ
 導入したFS2004であるが、結論から言うと「長い間購入せずにいたのは失敗であった」ということになる。その理由はいとも簡単。FS2004の方が新版であるにもかかわらずFS2002よりスムーズに動く、ということである。もちろん、空気感や雲、デフォルトの地表描画なども2002よりははるかに良いが、そんなことよりも何よりも、私の非力なマシンで、何とか2画面表示が使えるようになったのである。
 FS2002のとき、モニターを二つ並べてFS画面を表示しようと試みたが、非力マシンと安グラフィックボードのダブルパンチのため、設定に四苦八苦してもフレームレートが5〜6程度しか出なかった。これでは、滑走路を視認しながらファイナルターンのタイミングをつかむどころの騒ぎではない。画面カクカクでリアルさに欠けることこの上なく、着陸前の微修正も何も出来ない。
現在の2画面構成
 しかしFS2004を買ってしばらくして、安売りの液晶モニターを衝動買いしたので、再度2画面構成を試みたところ、ナ、何と! フレームレートが10〜12出るではないか! ま、これでも低いフレームレートであるには違いないし、カクカク感も残ってはいるが、操縦に画面がついてくるようにはなったのである。
 以前は夢のようだった低コストでの2画面表示がようやく楽しめるようになった。世の中ではもはや3画面表示、いや計器やマップを別モニター表示にして4画面で表示するのが、"一般的なFSマニア"であるのだが、この2画面表示のバーチャルフライトをここしばらく楽しもうと思っている。

 FS2004に移行せずにいて、こんなに美味しいものを長く口にせずにいたのだから、こんどFSXが出たらすぐにでも購入しよう! と思っているかというと、それはまた別で、まだ結論は出ていない。
 先日ComputerPilotMagazineをオンライン購入して、10ページにもわたるFSXのレビュー記事を読んでいる最中だが、デフォルトのみで使用するなら間違いなく「買い」である。地表のテクスチャ表示がよくなっているし、道路や空港に標準で色々な物が動き回る。それも一日の時間帯や季節の変化に合わせて出現量が変化する。ATC機能では、「飛ぶ」だけでなく、管制官になってオンラインの他機をコントロールする側にもまわれる。AI機もコントロール出来るように読めた。  が、間違いだった。。。。。 マルチプレーヤーの機体以外はレーダーに表示されないようだ。
 総合的に見て「買い」である。が、現在のマシンのままで良いかどうかまでは、まだ読んでいない。高スペックが要るのかどうか。ここが私の場合、大きな問題である。
 新マシンは欲しいが、お金の面だけでなく、他のソフトをまた全部インストールし直すのかと思うと、ぞっとするのである。ハードディスクバックアップのソフトは購入しているが、いまいち信用していない。今の環境をそっくりそのまま新マシンに持って行けるのかどうか。ここが大きな問題なのである。


福井空港にSaab340B   2006/Dec 9,17                 ホームに戻る
   2006年12月。福井にSaab340Bがまたやってきた。4月にも来ていたのだが、情報を聞き逃していた。今回は何が何でも本物の機体と、離着陸の姿を見てみたいというので、12月9日、到着時刻も分からないまま家を出た。
 ゴミ焼却場の煙突の煙を見ると、冬にもかかわらず南風。これで着陸進入の方向に見当をつけて空港に向かった。
 空港に着いてみると、私と同じ目的らしき人物が2名ほど。レシーバーに聞き耳を立てながら、セスナ機の離陸を見ていると、「ノースエアー・・・」と福井空港の周波数で聞こえてきた。今年の9月から福井は通信官がいなくなり小松からのリモートによる交信である。

 「3マイル圏に入ったら連絡せよ」との交信であるので、これは近いぞということで、慌ててターミナルビルを出て、滑走路脇の農道に走った。私の他には誰もいない。
 3マイルに来たら交信がある、とたかをくくって車内にいたら、何と、北の空に着陸灯の灯りが見えるではないか。
12月9日RJNF  慌てて車外に飛び出し、着陸を見守る。田舎の空港のいいところは、小さいこと。この農道も大空港なら誘導路に当たる位置ぐらいに滑走路に近い。Saab340Bはみるみる大きくなっていき、ターボプロップ独特のうなり音を立てて滑走路に進入してきた。
 「大きい!」これが、第一印象である。いつもはセスナや、もう少し大きいぐらいの機体が福井空港の常連である。が、Saab340Bは、何と言っても30人を超える乗客数の機体である。大きい。目の前を滑るように進んでいった機体は、スムーズに接地。待ち望んでいた瞬間はあっという間に終わった。
 が、何ということか! 着陸シーンをビデオに撮り損ねてしまった。後悔の念がドッと押し寄せる。
 しかし後悔しても仕方がない、スポットでの姿を見るべく、空港ターミナルビルへ向かったのであった。

 この機体は千歳から飛来したチャーター機である。空港で乗客を降ろした後は、鹿児島に向けて乗客を運ぶ、いわば福井空港のモニター事業の一環なのである。
 ところで、福井空港では燃料はタンク車横付けで入れる。しかも、その際は消防署から化学消防車がわざわざやってくる。田舎と言えば田舎。しかしハンドtoハンドのぬくもりは感じられる空港である。

12月17日。 再度飛来。
 12月17日。鹿児島から飛来するSaab340Bを待ちかまえることにする。所用があって家を出るのが遅れたため、滑走路脇に着いたのは、機体がちょうど3マイル圏到達をレポートする直前であった。
 駐車スペースをどこにしようかと見渡すと、オオッ!今日は脚立持参の望遠レンズ隊が数台止まっているではないか。今から滑走路のすぐ脇に行くと、この人たちのアングル内を汚しそうなので、私は滑走路からちょっと離れ気味の一郭にいる石川ナンバーの車の方に挨拶して、すぐそばに腰を下ろした。

12月17日RJNF  今日も、やっぱりSaab340Bはかっこいい。私のカメラはショボイ(モーションピクチャだ)けれど滑走路脇で Movie を撮った後、ターミナルに向かった。
 ターミナルでは例のごとく燃料注入作業が始まっていたが、折悪しく寒冷前線の通過なのか、猛烈な横風と雨で作業は大変そうだ。写真で右翼端の人が傘を差しながら注入作業をやっているのがお分かりいただけるだろうか。
 しかし、着陸がもう15分も遅れていたら、かなりの横風着陸になっていただろう。

 今日はターミナルビルに並行して駐機しているので、写真には都合がいい。ビルのベランダにはすごいカメラを抱えた人達が6人ほどいる。みんな顔見知りらしい。さすが...。

 15:10の離陸までの間に昼飯をと思って、RW34端近くにある店でラーメンを食べ、代金を払い終わった時、レシーバーから「タクシーtoRW34」の声。
 やっぱり予定より早まったのだった。RW34を使うのも予想通りだったが...。慌てて車に飛び乗って、RW34端に直行。機体はすでに滑走路内で北を向いて制止。滑走路のすぐ側なので、順光ならパイロットの姿も見えそうな距離である。車から飛び出したときが機体スタートの瞬間であった。
 機体が出発の頃は前線も通過し終わったようで、日差しもこぼれていた。Saab340Bは北に向けてグングン上昇し、千歳に向けて、冬の北陸特有の真黒いカーテンのような雲の中に消えていった。
 さよなら。また来年も来てくださいね。

家に帰って、早速、HACの機体でSaab340Bを飛ばしてみた。
この機体、YS−11と並んで好きな機体である。VFR、IFR両方の楽しみにマッチしている、いい機体だと思われる。

 データは、著名な機体作家 Mike Stone 氏のものである。パネルは、オリジナルのものがどことなくイラストっぽくてしっくりこなかったので、テクスチャの一部分を改変して使っている。
 このbmpファイルがそれである。氏の機体を使っておられるなら一度お試しいただきたい。


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