6. 解体、地盤調査

6-01. 解体事前立合 2000年12月02日




11時ハイム氏&解体業者F社(この会社は手配するのみで、実際に解体に来た業者はN商興)来訪。
解体の図面をもとに現場を見て「残すもの」、「処分するもの」などなどつめていき、工事日程を聞く。
残すものは「平板」と玄関前の「フェンス+植裁」のみということになった。



ハイム氏曰く 「私鉄骨の解体は初めてなのです。」この近辺は、まだ鉄骨で長く建っている家も少ないのでそうかもしれない。
解体に伴い、電気は「電気メーターの撤去」、ガスは「メーターを外して地境撤去」、NTTは「回線の撤去」をお願いしておいた。水道は、工事中も引き続き使用するので、解体時の水道メーター数値を知らせる事になっているので、デジタルカメラでメーターの画像を撮影してハイム氏に知らせることにした。そして、水道の名義変更を行い、解体時より引き渡しまでの水道料金をセキスイハイムが支払うことになる。

6-02. 解体工事

2000年12月06日解体工事がはじまりました。25年間暮らした家も見納めです。
解体担当業者はN商興さんです。
「今度はハイムさんで建てるのですね。ハイムさんは頑丈だよ」とおっしゃってました。
隣近所に挨拶をすませていよいよ解体開始です。


12月06日(その1)
まず、まわりの樹木を切り落としていきます。
ただどの樹木も完全に切り落とすわけではありません。幹の太い樹木は1.5m程度の高さを残して切っていきます。なぜこのようなことをするかというと足場を組むときにこれらの木を支えにするのです。なるほどと思いました。

12月06日(その2)
切り落とした樹木は和室に入れていきます。1ヶ所にまとめておけば、あとで処理するときに楽ですからこのようにしているのでしょう。なかなか賢いやり方だなと感心しました。

12月06日(その3)
長年にわたって、我が家のシンボルツリーであった松の木もついに切られました。虫と松ヤニには悩まされましたが、長い間ご苦労様でした。

12月06日(その4)
解体前の2階の和室です。
25年間暮らした歴史がしみ込んだ部屋です。


12月06日(その5)
壁に穴をあけて足場を支える木の棒を鉄骨に固定しました。25年前の積水ハウスの壁の構造がよくわかります。うちはアルミサンドイッチパネルの外壁でした。断熱材はとても薄く、グラスウールは入っていません。鉄骨は錆びていません。なんか壊すのがもったいないような気がしました。

12月06日(その6)
屋根の上に立てていた高さ7.5mのアンテナのポールを倒しました。これには、上から、パーソナル無線、テレビVHF、テレビUHF、FM、短波受信用ロングワイヤーなどのアンテナがついていました。

12月06日(その7)
足場を組み始めたところまでは順調にいったのですが、手配会社の計算ミス?で材料が足りないことが判明しました。結局途中まで足場を組んで作業は終了しました。次回は足場をすべて組んで養生をしてから重機による取り壊し作業に入ります。

12月8日(その1)
朝仮住まいにいたら「ドドドドド・・・バリバリバリ・・・」と音がしたので現場に行ってみたら解体がはじまっていました。鉄骨も重機で曲げて切っていますが、場所によってはガスバーナーで焼き切るところもありました。


12月8日(その2)
埃が飛ばないようにするためにホースで水をかけています。早めに水道メーターの数値をハイム氏に報告しておいてよかった(^^ゞ水をかけてもかけても重機がバリバリとやるたびに埃がたちます。こんな埃だらけの所に住んでいたのかと思いましたが、どちらの家も同じなのでしょうね。

12月8日(その3)
瓦礫の上を重機は容赦なく登っていきます。
親戚が現場を見に来ました。
解体作業を見ていると何とも言えない気持ちになってしまいます。

12月8日(その4)
ダンプカーが来て瓦礫を積み込みます。
ダンプカーは何台か来ており、「鉄」、「木」、「アルミサッシ」などにわけて積み込んでいました。
2階部分はバルコニーを除いてほとんど無くなりました。

12月10日(その1)
昨日で建物の解体作業はほとんど終わりました。
あとは、バルコニーと基礎の掘り起こし作業が残っています。手前の部分は玄関付近です。25年前の基礎はこの程度だったんですね。

12月10日(その2)
隣のアパートから現場を見てみました。
バルコニーの手すりは既に切り取られていました。足場を支えるためにバルコニーは最後まで残るようです。

12月12日(その1)
基礎が掘りかえされました。
コンクリートの塊がゴロゴロしています。

12月12日(その2)
掘りかえされた基礎から鉄骨部分を分別してあります。基礎だけでなく建物本体でも、解体時の廃棄物の分別には注意をはらって作業していました。

12月13日

整地された現場です。
家の周りにしいていた平板は、敷地奥の角部分にまとめて置いてもらいました。新しい家ができたときには、この平板を家の周りにしく予定です。

12月14日(その1)
朝から地盤調査がはじまりました。
スウェーデン式サウンディング試験法による調査です。SK式のものに比べて機材が大がかりなものに思えます。スクリューを回転させながら地中に埋め込んでいき地盤の状況を調べていきます。

12月14日(その2)
埋め込んだスクリューはこのように手動で引き抜いていきます。逆回転させて抜くものだとばかり思っていたのですが、まさか手作業で引き抜くとは思いませんでした(^^ゞ

12月14日(その3)
データがプリントアウトされていきます。操作パネルには「空転」「粘土」「ガリガリ」「ジャリジャリ」「砂」等々の表示が書いてありました。

12月14日(その4)
ドリルの先端を見せてもらいました。赤土の下は粘土層でした。指より左側(先端側)が粘土の部分です。地下約8mのあたりです。

後できた報告書には「粘性土(ローム)からなるほぼ安定した地盤と推定され通常の木造住宅程度の荷重に耐えられると判断する」と書いてありました。

12月15日
仮設トイレ設置業者がきて現場に仮設トイレを設置していきました。水洗式です。汚物を溜めておくタンクが下についています。
いよいよ明日は地鎮祭です。


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