5. セキスイハイム事例研究と詳細打ち合わせ(2000年10月から11月)

5-01.  申込金振込、仮住まい探し、インテリア勉強

10月2日 申込金振込

昼休みに銀行に行き「申込金」、「契約書の収入印紙代金」他を振込。通帳の金があっという間に減っていく。

以前から近所を歩いていて、「入居者募集」とか「空室」などどいう貼り紙があると、のぞき込んでいたのだがどの物件もいまひとつのような気がした。家族は3人でもこの荷物の量を考えると、思い切って一軒家を借りた方がいいのではないかということになった。

たまたま、隣の不動産屋の貼り紙を見ると、うちから至近距離のところに、一時貸の物件を発見した。なんといつも近所つきあいしているお宅の、子世帯の家が空いていたのだった。築17年、建坪23坪。家賃17万円。「灯台もと暗し」というのはまさにこのことだなあと思った。
早速不動産屋に行き、現場を見せてもらい借りたい旨を伝える。貸し主も「じゅんちさんのところならいつでもどうぞ」ということだった。近所ならば引っ越し費用も安上がりだし、その分長く住めるからいいと思う。


10月5日 仮住まい契約

不動産屋で仮住まいの契約をすませる。また大きな金がでていった。10月20日からかりるようにした。仮住まいに荷物を少しずつ移動させて大きなものは業者に頼むことにした。

夜、スケジュール表を作り家族に配布する。契約前にほとんどの仕様を決めてしまったのでこれからの打合せ回数は少ないと思うが、床材、壁紙等の仕様はこれから決めるのと、設計担当が図面を書くときに指摘される部分もあるので打合せは何回かある。

10月8日 西新井展示場訪問

仕事の帰りに夕方西新井展示場を訪問した。なぜ西新井展示場かというとこれから建てようとしている家に一番近い建物だからだ。遅い時間帯だったので、展示場には他に客もなく、新入社員のF氏がひとりで留守番をしていた。訪問目的を告げ話をしていると、この社員はハイム氏の後輩であることが判明。寮の部屋も隣同士とか(^o^)。
リビングのフロアに、壁紙のサンプルや床材のサンプルを広げ、あかりを調節したりして見比べてみた。わからない点は本社やインテリアコーディネーターに電話をかけてくれた。何とずうずうしい客なんだと思われてるのだろうなと思ったが、F氏は「私もまだよくわからないので勉強させてください」といろいろな資料をもってきて
くれた。これで内装関係の予備知識は何とか頭に入った。
ありがとうございます>西新井展示場のF氏<m(__)m>

写真は西新井展示場で、3種類の床材を比較したところ。

10月9日 照明の下見

朝から雨だった。
照明についてはインテリアコーディネーターから提案があったのだが、実勢価格や現物を見てみたいと思い、電気店まわりをした。まず墨田区のDAIKOのショールームに向かう。ところが休みだった。せっかくここまで足を伸ばしたのに(T.T)

次に秋葉原に向かう。秋葉原で照明といえばヤマギワ。展示種類も多く比較検討ができる。インテリアコーディネーターより提案があった製品の価格はヤマギワで販売されている価格と同じ程度であることが判明する。

次にカクタの並びにある田中無線電機。田中無線電機といえば、ガード下のラジオセンターにある工具部の店にはよく行くのだが照明売場ははじめてだった。店員さんが庶民的?な感じで気楽に話ができた。展示品などの掘り出し物のはねらい目だ。

新宿に足を伸ばしてヨドバシカメラマルチメディア館に行く。いつもはカメラやPC関係のフロアしか行かないが、ここにも家電と照明のフロアがある。意外と広い。ヤマギワのように高級なものは置いてないが、価格は安かった。
新宿モノリスの和幸で食事をして帰宅する。このビルに松下電工のショールームがあるのを知ったのはもっとあとのことだった。(^_^;)

5-02. インテリア打合せ&色決め

10月14日 住まいのなるほど見聞館 幕張

10月10日から12日までハイム氏は休暇。私は10月13日九州出張なので、インテリアの打合せを10月14日に「住まいの見聞館 幕張」で行った。場所は海浜幕張駅前の高層ビルマリブイースト25階にある。

受付にて名前を告げて、ロッカーと靴箱の使い方を聞きミーティングスペースに通される。既にインテリアコーディネーターさんは来ていてハイム氏が到着するまで雑談。幕張新都心と東京湾の眺めがとてもいい場所だ。
今日の主な作業は色決めである。

1.フローリング


1階は「ミディアムカラー」、2階は「ダークカラー」にした。ダークを選ぶお客は少ないそうで、「埃が目立ちますよ」と言われたが、私はダークが気に入ったので、そうしてもらった。


2.クロス

クロスは塩化ビニール素材のものを勧められた。西新井展示場で目星をつけておいたクロスを希望したところ「高くなります」と指摘されてあきらめた。珪藻土のクロスは、仕上がりがあまりよくないのですすめていないとのことだった。
クロスのサンプルをとじた分厚いファイルが3種類あり。そのなかから選んでいった。似たような色合いがあると迷ったが、マイホのログで、「迷ったら暗い色」というのを読んでいたので、2階のクロスは、フローリングとともに暗い色合いのものになった。そして水回りは柄ものにした。
図面に、クロスの品番と名称を書き込んでいきクロスは決まった。


3.キッチン

次にキッチンの色を決めた。見聞館の中にある実際のキッチンを見ながら扉の色や水栓の仕様等を決める。

1階は
I型2100タイプ、扉が「ミスティーグリーン」
水栓はシングルレバーシャワー混合水栓+カートリッジ内蔵タイプ浄水器

2階は
I型1800タイプ、扉が「アーバンブルー」
水栓はシングルレバー混合水栓+カートリッジ内蔵タイプ浄水器

となった。


4.バス、洗面、トイレ

バスと洗面台のタイプは既に決めてあるので、色だけ決める。バスタブの色とフロアと壁の色、そして洗面台の扉の色を決めた。

1階は
バスタブの色は「フロスティホワイト」、フロアのと壁の色は「グレー系」、洗面台の扉の色「ミディアムカラー」

2階は
バスタブの色は「テンダーブルー」、フロアのと壁の色は「グレー系」、洗面台の扉の色「ホワイトグレイ」

となった。

そしてトイレの便器は無条件で白に決める。TOTOの便器の色サンプルが可愛かった。思わずほしくなってしまいそう。


5.カーテン、照明、ブラインド

カーテンは自作するので、お願いしないことにした。インテリアコーディネーターさんより、高さの高い窓用のカーテンは市販品では入手しにくいとの話をきいた。

照明は、ハイムでは、玄関、廊下、洗面室、階段のフットライトは最初からついてくるので、位置決めと照明の仕様をつめていく

1階の玄関灯は、ハイム標準仕様では蛍光灯(安定器)のものだが、来客時にすぐ点灯する照明がいいとのことで白熱灯のタイプに変更し、DAIKOの白熱灯タイプのにする。階段はフットライトがついてくるが、ステップが折れ曲がる部分に階段灯をお願いした。廊下は扉の開閉する関係でダウンライトにした。1階ダイニングはキッチンの上に直管蛍光灯、テーブルの上には、ペンダントライト用の引っかけシーリングの追加、洗面室にも直管蛍光灯をお願いする。

2階は標準仕様の照明にして引っかけシーリングの位置だけ指定した。

あとはコンセントの位置を決める。コンセントつけ放題のセキスイハイムなので、各壁に、必ず1ヶ所以上つけた。電気製品からコンセントを2m以上離さないことを基本に、位置を決めた。パソコンを置く場所には、同じ場所に、高さを変えて複数つけた。特に2階の階段上収納の上部分は、家庭内LANのセンターにするつもりなので、高さ2100mmの部分につけた。

コンセントの位置が決まると、インテリアコーディネーターさんがコンセント記号のゴム印を図面に押して、高さを記入していった。図面はゴム印だらけになった。

最後に玄関タイルのタイプと色を決めて打合せは終わった。




5-03. 仕様詳細をつめて「引き継ぎ」

インテリアコーディネーターさんとの打合せがおわると、打ち合わせた内容にしたがって設計担当が図面を書いていく。その時に、セキスイハイムの事情や法令との関連で変更しなければならない部分がでてくる。それらの点について2週間にわたり詳細をつめていった。

10月21日、28日展示場にて打合せ

設計からの連絡と問合わせ事項

1.2Fの玄関ドアの位置について
  外壁の関係でユニット端から450mmにならないかという提案あり。
  →ドアが移動すると2階の間取りに影響がでるので、225mmの外壁パネルで対応してもらうよう依頼する

2.換気ガラリの位置
  位置を正確なモジュール上に移動する。

3.和室とDK間の引き戸の枠の位置
  戸の敷居の枠を和室側にしてほしいという提案あり
  →和室に置く家具の関係で枠はDK側にしてほしい。引き戸の種類が変わっても枠は和室側にしてもらう。

4.1F板の間の和室への通路に下がり壁はいるか?
  →なげしはをいれないので下がり壁はいらない。

5.吸気ガラリをガスの近くに設ける
  1F、2Fともは出窓の下に設けることになった
  これは、法令で火を使用する場所の近くに設置することを定められているとのこと。

6.換気扇の位置
  24時間換気の換気扇をトイレ、浴室、洗面室、階段室につける。
  

7.2階の洗濯機置場の吊戸
  洗濯機置場の収納を増やすために吊戸をつけることにした。

8.1F洋室の南側窓は全開タイプに変更する
  全開タイプにして窓の上にスペースを作らないとエアコンがつけられないので、窓の高さを低いものに変更。

9.追加ガス栓の件
  1階和室と2階ユーティリティーにガス栓の追加を依頼。
  追加ガス基準工事15,000円  追加ガス栓 1カ所あたり25,000円。

10.浴室の物干しパイプ
   荷重10kgまで可能。

11.2F洗面台と洗濯機の配置
   洗面台と洗濯機台(防水パン)の間に壁がつく
   
12.2階防水パンの寸法
   全自動と二槽式の2種類の防水パンがある。
   パンのサイズは外寸で2漕式で800×640、全自動で640×640となっていた。
   2漕式の防水パンでお願いする。

13.1F和室のドアとトイレの引き戸の干渉について
   トイレドアの引き戸枠50mmあり、和室に入るドアがトイレの引戸の戸袋にあたるとのこと。そこで和室
   に入るドアとDKに入るドアをずらして廊下を広くとり、廊下の幅が広がった部分に収納をつけることにした。
   トイレの引き戸は900型の高さ1800をつける。

14.1階便器の件
   ハイムの便器はTOTO製だが、洗浄暖房便座は、ハイム標準の「ウォッシー」というものがつく。
   TOTOのアプリコットを取りつけたい旨希望。
   次回の打合せまでに新宿LタワーのTOTOショールームで、商品を選んでおくことにする。

15.浴室パイプの取り付け
   浴室乾燥ユニットについてくるパイプのパイプだけつけてもらうようにする。
   本来はパイプだけというのはできないのだが、無理にお願いした。
    
16.階段上収納
   だいたいの寸法を決める。

17.2F浴室の窓
   地窓が不可。洋高900(1階浴室と同じ)に変更する。

18.給湯器の位置
   1階浴室外側の外壁にかけるタイプになる。

19.立水栓の位置
   基礎の外側に配管がくるので壁にはつけられないかもしれないとの話があったので、オーバーハングの
   脇につけてもらうよう依頼する。おそらく現場あわせになるとのこと。

20.電柱から隣家の地境までのフェンスの件
   当初は植裁関係はすべて撤去する予定だったが、図面をみていくと、この部分のフェンスと植裁を残せ
   そうなので、残してもらうよう検討依頼した。


これら詳細をつめた記録と図面を設計担当に移管することをセキスイハイムでは「引き継ぎ」というのだそうだ。我々とハイム氏とのやりとりは従来通りだが、社内では役割分担が変わるらしい。11月5日に内容を確認し、「引き継ぎ」書類に捺印した。契約前に内容を細かく詰めたつもりだったが、図面をひいていくといろいろな問題が出てくるのだなと思った。

10月24日 セキスイインテリア手配の金額が出る。カーテンがない分だけ安いがまた出費が・・・・

10月29日 引越に使う台車を購入する。中国製の安価なものにした。


次は三者立会になるが、その前に近所で据付があるということなので、見せていただくことにした。


5-04.  11月3日 K邸据付見学

ハイム氏より、近所で据付があるという話を聞いたので、K邸の据付見学に行った。進パルフェのアルミ外壁のお宅だ。ハイム氏に施主のK氏ご夫妻を紹介いただく。とても温厚な方で話をしていたらご主人は私と同じ学校の出身ということで親近感が沸く。仮住まいの話から、出窓談義、ハイム氏のこぼれ話など、いろいろなお話を聞かせていただいた。



14個のユニットが次々に積み上げられていく様子は、まさしく「ショー」だった。4時間ほど眺めていたが、こんなに早くできあがるとは思わなかった。クレーンで正確にユニットを積んでいく作業は、最先端だなと思ったが、最後に屋根を取りつける作業を見て思わず笑ってしまった。屋根材の鋼板を足で踏んで止めていくのである。いかにも原始的というか人間味あふれる作業だった。

ハイム氏は「来週、進ドマーニのタイル外壁の据付があるんですよ。大田区ではじめてのタイル外壁ですね。展示場よりおおきい凄い家なんですよ・・・・」おおっ!タイルの据付かあ。見に行きたいなと思ったが、平日とのことなのであきらめた。しかしモデルハウスより広い家ってどんな家なんだろう。大田区で1軒目のJXタイル外壁はこの家になったが、パルフェのタイル外壁はうちがはじめてになるはず・・・・とのことだった。

年明けに予定されている我が家の据付作業はどのようになるのか楽しみにしつつ、K氏ご夫妻にお礼を言い家路についた。


5-05.  11月11日 三者立合

今日は三者立合の日だ。工場に発注する最終仕様を決める日である。
三者とは、「施主」、「営業担当」、「設計&インテリア担当」である。
当日は、セキスイハイムで住まいの見聞会(現場見学会)開催日のため、開始時間17時からだった。場所は新宿三井ビル41階の東京セキスイハイムのミーティング室。新宿の高層ビル街がよく見えるとてもいい場所だ。ちょうど、夕方から夜になる時間帯だったので刻一刻と変わる風景を見ているだけでもあきない場所だ。幕張のといい、新宿といい眺めのいいところに事務所があるのがとてもうらやましい。

まずインテリアコーディネーターさんと打ち合わせる。
1階トイレの便座を決めて型番を伝える。便座はハイムの方で手配してもらうことにする。あとは照明の位置を若干動かした程度で、インテリアコーディネーターさんとの打合せは終了。

一息入れて次は設計担当との打合せとなる。
設計担当のY氏は、図面では何度も名前を見たが、会ったのは今日が初めてだった。マイホのメンバーの記録を読んでいると何度も設計担当と打合せしている話を聞くが、何故私達はこんなに少ないのだろうと常々疑問だった。
(このあと設計担当氏とは木工立会で会った。合計2回。私達は設計担当氏からも話を聞いてみたかった。)

Y氏とのコミュニケーションが少なかった分、設計担当氏との打合せは長時間だった。そのなかからいくつかの打合せ内容を列記する。

1.民法承諾(窓と隣地境界線35cm)の件

1階キッチンの出窓が隣地の境界線から35cmしか離れていない。
境界線から50cm離れていない場合は、民法承諾の手続きが必要との話があった。隣地の1階は店舗(飲食店)の裏側で境界線ギリギリに建てている。35cmでも問題は発生しないと思われるが、セキスイハイム側からは次のようなふたつの案が示された。

第一案
 隣地から境界線から35cmになることについて承認印をもらう。実際は書類に署名捺印をしてもらう。

第二案
 承認を得ずに建築して、隣地との境界線から35cmになることについて問題が発生した場合は、東京セキスイハイムは関知しない。

  (第一案で行くことにし、翌日、母とハイム氏が隣地を訪問し承諾してもらった。)


2.LAN配管の件

LAN工事は、セキスイハイム、セキスイツーユーホームのLAN配管を専門に行っている業者に依頼することにした。Y氏はCD管の太さを16mmにしたいと言ってきた。私は、K邸の据付工事で、鉄骨にあけられた配管用穴を見て、22mmのCD管が通るはずだと思い、22mmを使うようにお願いした。どうしても22mmが通らない場合のみ16mmを使うことにした。LAN工事は据付翌日に行うことになり、私も立ち会うことにした。


3.給排水管について

図面では、2階の給排水管は屋内配管になっていた。そうすると1階キッチンの脇を配管が通ることになり、食器棚を置く部分のスペースが少なくなってしまうので、露出配管でお願いした。すると、Y氏は露出配管の施工写真を見せて、このような感じになりますがいいですかと聞いてきた。パルフェJX用の配管カバー(ハイムではPSと呼んでいる)がまだできていないとのこと。
図面で、配管の位置を確認したが、先に打ち合わせした民法承諾の出窓の奥になり、露出させてもほとんど目立たないので露出配管でお願いした。


4.地盤調査について

Y氏より解体後、スウェーデン式で地盤調査をするとの話があった。すでに、「SK式(積水化学と神戸大学とで開発したもの)」で調査しているのに、なぜ再度調査するのかと質問したところ、「大田区ではスウェーデン式で調査したデータを提出しなければならない」とのことだった。それならなぜ最初からスウェーデン式で調査しないのかと思ったが、今となってはどうしようもない。5万円出費が増えてしまうのであった。結局うちは、2回地盤調査をすることになった。


5.今後の工程予定について

2000年
11月17日 建築確認申請 
12月 2日 解体事前立会
12月 5日 引越完了
12月 6日 解体開始
12月14日 スウェーデン式地盤調査
12月15日 このころ建築確認おりる予定
12月16日 地鎮祭、配置決め(地縄はり)工事監督決定
12月18日 基礎着工

2001年
 1月14日 夜から翌朝にかけて据付 
 2月21日 施主検査
 2月23日 引き渡し


6.据付について

Y氏は電柱の移動ができれば、据付は昼間にできると言う。警察署と協議中とのことだった。昼間にできればいいことには違いないが、移動しなければならない電柱が信号機の電柱なのでまず無理だろうな・・・・と私は思った。 (結果は私の思ったとおりで、夜間据付となる)


打合せが終わり、「工事三者立合仕様確認書」が作られた。
「外部工事」、「屋外設備工事」、「配置図」、「立面図」、「解体設計施工計画書」、「平面図」、「電気配線図」が綴じられたものだ。今日の打合せで変更されたところはY氏が赤ペンで修正してある。確認書ができあがり人数分のコピーをとり、承認印と割印を押した。
施主が3名連記なので捺印作業だけで30分ほどかかっただろうか。私はページをめくりながらただひたすら印鑑を押していた。

確認書の「お客様へ」の欄には次のようなことが書いてあった。

 *今後の仕様変更は一切行えませんのでご了承願います。
 *弊社の工事範囲は、この確認書に取り決められた範囲とします。
 *工事施工上、及び法規上等によりやむを得ず本仕様書の変更をする場合もあります。

この仕様書に従って正式な図面を書いて工場に回すとのこと。
据付まで2ヶ月以上あるので、工場生産開始はまだ先だが今から楽しみである。
打合せが終わったのは夜11時近かった。ハイム氏とY氏にロビーまで送ってもらい家路につく。

5-06. 三者立合から引越まで

*金額変更契約 11月20日

三者立合で未定、不明だった金額がはっきりしたので、ハイム側と金額変更変更契約を結ぶことになった。内容は次の通り

1.LAN配線工事費用
2階の階段上収納部分にLAN配線のセンターを設け、そこからスター配線でLAN配線をする。CD管は22mmとし、2階に3ヶ所、1階に1ヶ所LAN端子を設ける。

2.ガス配管の追加費用
 2階のユーティリティースペースと1階の和室にガス配管を追加する。

3.クーラースリーブの取付追加費用
1階、2階に各1ヶ所ずつ、エアコン配管用のスリーブをつけてもらう。うちの場合タイル外壁のため穴あけには特殊工具とタイルを割らないように上手に穴をあける技術が必要とのこと。1ヶ所あたり15000円だったが、ヨドバシカメラでもタイル外壁の穴あけ工事は追加費用15000円で同じ金額だったので、ハイムに穴あけ工事をお願いした。

4.ウォッシュレット取付工事の追加費用
セキスイハイムには「ウォッシー」という便座があるのだが、1階トイレにはTOTOのウォッシュレットの取付をお願いした。

5.照明工事の追加費用
セキスイインテリア手配分の照明工事を4ヶ所お願いした。

6.スウェーデン方式地盤調査費用
区役所に提出する地盤調査の費用。区役所ではスウェーデン方式によるデータの提出を義務づけており、積水化学のSK式のデータは受け付けない。そこで解体後にスウェーデン方式による地盤調査を行うことになったのでその費用。

その他に家具設備の一部変更があり全部で約52万円の追加となる。
これに外構工事がはいるとあといくら追加されるのか考えると憂鬱になる。


*引越業者来訪見積 11月18日

姉の勤務先の紹介で、「スタイル運輸」来訪、引越荷物と仮住まいの下見をしてもらう。スタイル運輸さんより仮住まいのドアが狭く、隣の家との間隔もせまく窓からの荷物の搬入ができないことを指摘される。これにはいままで気がつかなかった。そこで引越時に仮住まいに入らない大きな荷物を預かってもらうこと、不要な家具類を引き取って処分してもらうことをお願いする。そして段ボールを数十枚置いていった。


*引越 11月25日〜

まだ段ボールに荷物が入りきらない状態の中で引越が始まった。仮住まいの1階リビングにシートやじゅうたんを敷いて養生してから、家具類を搬入。よく使う家具のみ手前側に出しておいてあとは奥に並べておいた。段ボール類は2階の各部屋にわけて搬入する。
タンス、本棚などなど捨ててみたものの、まだまだ荷物が多いことを実感する。
この日より、仮住まいでの生活がはじまったが、旧宅の荷物の整理、ゴミの処理が解体当日までかかってしまった。粗大ゴミは早めに処分しなければ思った。


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