鯵のマリネ 焼きトマトと共に

A.鯵の下処理
1.鯵のうろことぜいご、内臓、頭をとり、三枚に卸します。
2.身についた骨を包丁と毛抜きできれいに取り除きます。
3.キッチンペーパーで水分を良くふき取ります。
4.白ワイン、レモン汁、シェリービネガー、ハチミツ、乾燥タイム(粉末)をあわせたマリネ液で、3の鯵を30分〜1時間ほどマリネします。
※マリネの時間は、鯵の大きさや好みによって加減してください。

B.焼きトマト
1.ホールトマトのトマトの実に少量の塩を加え、多目のオリーブオイルでゆっくりと焼きます。
2.形を崩さないように、何度もひっくり返します。
※決して強火にはしないで下さい。水分が跳ねない程度の火加減で、じっくりとトマトの水分を抜いていきます。水分が抜けるにしたがって、実もしっかりして粘りが出てきます。

C.お皿の完成
1.Aの鯵の水分をキッチンペーパーでよくふき取り、皮をバーナーであぶって焼き色をつけます。
2.皿の中央に暖めたBのトマトを置き、その上に1の鯵を盛り付けます。
3.Bの鍋に残ったオイルを鯵の上からかけ、粗塩をふりかけます。
4.Bの鍋にのこった屑トマトを鯵の上にのせ、さらにフェンネルの葉を飾ります。


コメント
この料理に合わせるなら、イタリアのソアヴェ、フランスのロワールやシャンパーニュなどをお勧めします。

この料理は、本来、ドライトマトを使って創ろうとしていた一品です。ドライトマトの在庫がないのに気づかず、苦肉の策でホールトマトを使いましたが、結果は想像以上の味に仕上がりました。ドライトマトに水分を加えて柔らかくするのと逆に、ホールトマトから水分を抜いていく発想です。
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