牛の腎臓のパイ包み

A.牛の腎臓の下処理
1.牛の腎臓を2cm角くらいに切って水洗いし、そのまま、しばらく水につけておきます。
2.沸騰したお湯にくぐらせて、臭みを抜きます。

B.パイの中身
1.キャベツを一口大に切ります。芯の部分は、やや食感を残すため、5mmくらいの厚さにスライスします。
2.にんにくを5mm角くらいに切ります。
3.ベーコンを1cm角くらいに切ります。
4.フライパンにオーブ油をひき、Aの腎臓と乾燥タイム、乾燥ローズマリー、ナツメグ(粉)を炒めます。
5.腎臓に完全に火が通らないうちに、1のキャベツ、2のにんにくをいれて、少し炒めます。
6.キャベツから水が出てきたら、3のベーコンを入れて更に炒めます。
7.塩、シェリービネガーを加え、蓋をして、蒸し煮にします。
8.余分な水分を網で漉します。この漉したエキスは、後でソースに使います。
9.具を涼しいところで、冷まします。

C.パイ包み
1.パイ生地を延ばして、溶き卵(全卵)を塗り、Bの具を包みます。
2.焼く直前まで、冷蔵庫で保存します。
2.表面に溶き卵を塗って、220度のオーブンで、15分焼きます。

D.ソース
1.鍋にオリーブ油をひき、1.5cmに角切りにしたベーコンを炒めます。
2.1/4に切ったシイタケを加えて更に炒めます。
3.ベーコンを取り出し、Bで漉したエキスを鍋に入れ、シェリー酒(ドライ)、白ワインを加え、煮詰めます。
4.シイタケを取り出し、塩とシェリービネガーで味を調節します。

E.お皿の完成
1.深皿にソースを流します。
2.焼きあがったパイを皿の中央に置いて、Dで取り出したベーコンとシイタケを並べます。

コメント
ベーコンが味の決め手となりますので、できるだけしっかりと燻製香のついたものが良いと思います。今回は、自家製のベーコンを使用しています。
この料理には、イタリアのヴァルポリチェラを合わせましたが、相性はまずまずといったところでしょうか。次に合わせるとしたら、ピノ・ノワールにします。

使用した材料(2人分):
牛の腎臓1個、ベーコン4cm角くらい、キャベツ2枚、にんにく一欠片、シイタケ2個、パイ生地(冷凍)2枚、その他適量
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