毎晩どこかのホールでクラシック音楽のコンサートが開催されています。
なんとなく敷居が高く感じられるかもしれませんが、ライブで聴いたときの「迫力」は、部屋でＣＤを聴くのとは比べ物になりません。ゴージャスなオーケストラ・サウンドを体験してみませんか？
「クラシック音楽のコンサートを聴こう！」の第一歩は、何といっても いつ、どこで、どんなコンサートをやっているのか、を知ることからはじまります。
コンサート探しに一番手軽に利用できるのが＠チケットぴあ。キーワード検索や、公演日・ジャンル・地域による検索などの機能が充実しています。また、公演日の概ね２週間前までであれば、検索したコンサートのチケットをインターネットでそのまま購入することもできるので とっても便利です。
このほか、クラシック音楽情報センターや関西クラシック音楽情報などのサイトでもコンサート情報をゲットできます。
紙媒体のイチオシは「ぶらあぼ」というフリーペーパーです。コンサートホールやＣＤショップなどで入手でき、全国のコンサート情報が満載なんですが、海外の主要オペラハウスを中心とした海外公演情報が充実しているのも魅力的です。また、インターネット版ぶらあぼも見逃せません。
手軽に聴けるクラシック ３，０００円以下でコンサートを楽しもう！
外国の有名なオーケストラの来日公演は、チケットが１枚数万円もするのが当たり前の高嶺の花ですが、日本のオーケストラによる公演のなかには、席の位置にこだわらなければ（ホールの隅っこでもよければ）３，０００円以下でコンサートを楽しめるものが結構あります。
「百聞は一聴にしかず」、国内版ＣＤ１枚分のお値段でコンサートに行ってみましょう！
（１）ＮＨＫ交響楽団の定期公演
日本を代表するオーケストラのひとつ、ＮＨＫ交響楽団（Ｎ響）のＮＨＫホールでの定期公演の一番安い席（Ｅ席、３階席後方。ただし自由席です）は何と１，５２０円です（３階席の前のほう、一番安い指定席＝Ｄ席だと３，４６０円）。
１階席を中心としたＳ席は８，１５０円ですから、Ｅ席の「お得度」はかなりのものだと思います。
問合せ先：Ｎ響ガイド (03)3465-1780
http://www.nhkso.or.jp
（２）東京シティ・フィルの定期演奏会
常任指揮者・飯守泰次郎のもと、魅力的な演奏会を展開する東京シティ・フィル。
東京文化会館での定期演奏会の一番安い席（C席）は３，０００円です。バックステージ席（P席）を除けば、在京オケの定期演奏会では最も安い席のひとつ。
また、首席客演指揮者・矢崎彦太郎のセンスが光る東京オペラシティ・コンサートホールの「フランス音楽の彩と翳」シリーズのC席は２，０００円と、さらにお得です！
問合せ先：東京シティ･フィルチケットサービス (03)5624-4002
http://www.cityphil.jp/
（３）都民芸術フェスティバル
毎年１月〜３月にかけて東京芸術劇場（池袋）で開催される在京オケの連続演奏会。最高ランクのＡ席でも３，８００円、Ｂ席（３階席の前のほうと、２階席の両端）２，８００円、Ｃ席（３階席後方）は何と１，８００円！
それぞれのオーケストラの定期公演の半値以下というリーズナブルな価格設定、そしてプログラムも有名曲を中心としたものが多いので、手軽に楽しめると思います。
問合せ先：日本演奏会連盟事務局 (03)3437-6837
（４）地方オーケストラ・フェスティバル
毎年１月〜３月にかけて すみだトリフォニーホール（錦糸町）で開催される地方オケによる連続演奏会。普段なかなか聴くことのできない全国各都市で活躍する地方オーケストラが、東京で競演を繰り広げます。
チケットは、Ｓ席４，０００円、Ａ席３，０００円。Ｂ席（３階席）だと２，０００円です！（一部の公演は、もう少し高い設定の場合もあり）
問合せ先：すみだトリフォニーホールチケットセンター (03)5608-1212
（５）ＪＴアートホール室内楽シリーズ
ＪＴアートホール・アフィニスは虎ノ門と溜池山王の中間にある全２３２席の小ホールで、室内楽やリサイタルを聴くのに ぴったりのホールです。
ここで月に２〜４回開催されているのが「ＪＴアートホール室内楽シリーズ」。オーケストラのメンバーとして、ソリストとして、国内外で活躍している日本人アーティストによるクオリティの高い室内楽を３，０００円で聴くことができます。
シリーズ企画（2001-2002年シーズンなら「モーツァルトの室内楽名曲選」「吉野直子の室内楽」など）もありますので、コンサートに続けて通う楽しみもありますね。
問合せ先：ＪＴアートホール・アフィニス (03)5572-4945
（続きは、思いつくたびに書き足していくつもりです・・・）