ようじむらから
第16号
1998年1月7日発行明けましておめでとうございます。暖かく穏やかな新年を迎えましたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。昨年の暮れは「ポケモン」騒動があり、それがきっかけとなって、テレビアニメーションの子供に与える影響を調査研究する場がようやくでき、動き出すことになりました。物質豊かな社会の中で、子供の成長を危惧する声があちこちで聞かれます。心を育てる為には命あるものとの触れ合いが欠かせません。大勢の仲間と、自然の大きな息吹の中で遊ぶ幼児村の活動がより大切な存在になっております。そのことを自覚して今年も進んでいきたいと思います。
幼児村は新年を迎えると途端に忙しくなります。ワンダーランドから卒村式へ、一気に駆け足で走り続けることになりますが、子供たちにとっては次のステップへの重要な時期です。特に年長児は幼児期から少年、少女に変身する大事なときです。厳しい寒さに鍛えられ、しっかり根を張ってまろく育ってくれることを期待して、私たちも心をしっかり引き締めていきたいと思います。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。(吉田)