ようじむらから

第8号 1999年9月1日発行

厳しい暑さがまだまだ続いておりますが、皆さん、夏休みはいかがでしたで
しょうか。幼児村の活動日も厳しい暑さだったので、2日間とも水に入って思い
切り遊ぶことができました。
さて、年長さんの方ですが、今年は自分一人で最後まで何かをやり遂げる力を
持ってもらいたいと8/18〜21に年長児合宿を行いました。初日最初
の作業は合宿中に使うお箸を作ることでした。「世界中に1つしかない
お箸なんだね。」と言いながら様々な気持ちを込めやすりで磨き色をつけていました。

 次の日は、高取山登山です。とても暑い日で、長い急な登りがあったこともあり、
途中涙の出てしまった子が何人かいました。山頂の手前が特に急で今まで頑張って
いた子が弱音を吐いてしまう場面も見られましたが、全員最後まで登りきり、
山頂の展望台から360度の景色を眺めることができました。そして下山。
山頂を出発し、すぐに雨に降られてしまいカッパをきて滑る山道を
下らなければならなくなりました。急で滑る山道を下るのは容易ではありません。
何度もころびどろどろになりながらの下山となりました。歩きながら
「寒くないのにひざの所がふるえるの」という子がいたので、下山して
聞いてみると、ひざの笑っている子が数人いました。予想以上に涙も
多かったので厳しかったのかとも思いますが、普段の活動を振り返って
みてもこれだけ大変なことをエスケープせずに最後まできちんとやり遂げる
とういことが、ほとんどなかったように思います。きっとこの合宿が
、”自分はあれだけのことができたんだ”と大きな自信につながって
いくのではないかと思います。2学期から、この年長さんたちがどのように
幼児村で活躍してくれるのか、年中さん、年少さんは
そんな年長さんをどう見るのか、とても楽しみです。(仁戸田) 

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