ようじむらから

第9号 1999年9月13日発行

2学期がスタートし、活動を経て子ども達にはようやく生活のリズムが
戻ってきたようです。9月に入ったものの日中は暑く、決して
過ごしやすい気候とは言えませんでした。しかし、朝夕は随分と
涼しくなり、夜にはあちらこちらで虫の声が響きわたり、
秋らしさを感じさせてくれますがみなさまの庭近所ではいかがでしょうか。

虫といえば、先日野津田緑地では虫取りを十分に楽しみました。
コオロギ、トンボ、カナヘビ、バッタ(数種類)など様々ですが、
子ども達は目を輝かせ、思い思いの虫を捕獲しました。
皆真剣な表情でゆっくり手を伸ばしますがなかなか難しいもので
タイミングが会わず逃げられてしまう場面も多々ありました。
しかし、慣れている子は何とも絶妙なタイミングで捕るのです。
私も負けずに挑戦しましたが、残念なことに数匹しか捕れませんでした。
昼食のため、野津田公園へと戻りましたが、昼食をとった後も
捕り足りなかったのか、数人虫捕りをしている姿もありました。
捕った虫は持ち帰ったり逃がしたりしたりとそれぞれです。
「まだ小さい虫は逃がそう」と誰かが言うとほとんどの子が
「うん、かわいそうだもんね」と逃がしてやったり、
持ち帰るとなると「何を食べるのかな?」「かごの中には00を入れるんだよ」
と相談アドバイス等子ども同士できちんと考えていました。
翌日、虫を持ち帰った子に「昨日の虫はどうしたの?」と聞くと
「逃がした」「カゴに入れてるよ」と答えが返ってきました。

この季節、様々な虫に出会い、子ども達も胸を弾ませていますが、
図鑑で調べたり、世話をしてみたり、時には逃がしてあげたりと、
生命の大切さや、自然の雄大さなど、体験を通して知ってもらいたいです。
また”秋”という季節を十分に感じとり、視野、興味を
広げてほしいとおもいます。(関田)

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