ようじむらから
第10号
1999年9月27日発行「暑さ寒さも彼岸まで」。いよいよ季節の変わり目のようですが、
此処の所の天気の変化は異常です。暑かったり涼しかったり晴天だと
思っていたら土砂降りの雨に見舞われたりと大変目まぐるしく対応が大変でした。
幼児村では前回同様、今も虫取りが盛んです。中でも殿様バッタの大きいのを
捕まえたくて草むらを走りまわっております。その光景は大変ほほえましく
見えるのですが、そのまわりには危険が潜んでおります。
先日は素手でバッタを追いかけていた子が、包丁葉っぱ
(ススキやチガヤの葉のこと、ふちにギザギザの歯がある)で手を
切ったと言って泣いてきましたが、この程度の体験は沢山してほしい、
そして、どうしたらいいのか自分で考えるようになってほしいと思います。
でも中には、出会いたくないものもあります。それは蜂の巣や毒蛇です。
八は今数が最大になっている時期とのこと。また毒蛇
(マムシ、ヤマカガシ)も秋口が一番かまれやすく、気をつけなければ
いけない時です。これからは気持ちのいい季節ですが、気は抜けません。
さて、虫取りの他にグループの活動として陣取りのルールを少しづつ
教えようとしております。各々年少、年中、年長のレベルに合わせて
追いかけっこや鬼ごっこをする中に赤、黄、青の鉢巻きを使って
ルールを入れていくのですが、初めての子にはなかなか難しいようです。
それと陣取りをしている子ども達を見ていて感じたことですが、
あれこれ考えてなかなか陣から飛び出していけない子が多くなって
きているように思います。一つには、まだルールがわかっていないから
ということもありますが、とにかくがむしゃらに相手に向かっていく、
そんな気迫を持った子が出てきてほしいと思います。
そんな思いで今活動をしております。(吉田)