ようじむらから
第12号
1999年10月25日発行このところ急激に気温が下がり、かぜをひいてしまった子も何人かありましたが、
それでも子ども達は元気に走り回っております。
ここ2週間はたてわりグループ活動を中心に行ってきました。年長さんは
合宿を経て、リーダーとして遊びをリードし、小さい子のめんどうを見たり、
教えてあげたりできるように、また小さい子も集団での生活に加わることが
できるように、とのねらいで、週に2回ぐらいの割合で行ってきました。
回数を重ねるごとにそれぞれのグループでは遊びが充実し、メンバー同士の
結びつきもでてきました。年長さんのリーダーシップについては、
まだまだこれから経験を積み重ねていく必要があります。
さて、グループ対抗の陣取りを何度かやってきましたが、これも
回数を重ねるごとにおもしろみがわかってきたようです。最初は年長さんに
覇気が足りませんでしたが、先週行った宝取り陣取りでは、闘志が
湧いてきています。幼児村の宝取り陣取りは、昔ながらの陣取り遊びを
アレンジしたもので、相手チームの宝を自分達の陣地まで持ってきたら
得点されるというものです。それまでにいろいろなルールがあり、
いろいろな役割があります。相手の陣地に攻め込む人、自分の陣地の
宝を守る人、また自陣に入り込んできた相手を引っぱり出す人など、
それぞれの持ち場でがんばることがチームの勝利へつながるわけです。
子ども達もそれぞれ特性があり、ひたすら相手の陣地に突っこむ子、
自陣の宝にしがみついて離さない子、三角戦のルールを駆使し、
走り回る子、捕まった味方の子を助けることが好きな子――
というようにそれぞれ得意な動きがあり、そこで力を発揮します。
今度の運動会では、どんな子ども達の姿が見られるのか楽しみです。
ただ年中、年少さんの中には、まだ陣取りが理解できず。
参加しなかったり、砂遊びに興じてしまう子がいるかもしれません。
でもどうか長い目で見てやって下さい。今はやらなくても目の前で
繰り広げられている合戦を肌で感じているはずです。また応援の際には、
どうか子ども達の動きの邪魔にならないよう、
エリアを守って下さるようお願いいたします。(石森)