ようじむらから

第20号 2000年3月6日発行

いろいろな動植物が見られるようになり、特に3月に入ってから日中は暖かく春の訪れを
感じさせてくれます。しかし朝晩は冷え込み空気も乾燥していますので、手洗い、
うがいをしっかりとして健康管理には十分気をつけていきたいところです。

さて、今回は同じ場所で遊びを継続していけることを考え大島河原へ行きました。
家づくり、基地づくり、穴掘り、こま、なわとびなどで遊びました。家づくりは、
自分達の好きなように範囲を決め、石をつんでいきます。初日は風が強かったため、
風よけとして一部を高く積み上げたりもしました。家づくりの作業は意外と体が
温まるものです。近くに適当な石がなくなるとずいぶん遠くから運んでくるので、
その繰り返しでほっぺたがポッと赤くなりました。出来上がればごっこ遊びの
始まりです。それぞれ役になりきって遊びます。ある子はお母さん役になり、
他の役の子ども達の部屋を作ってあげると言って、さらに四人分位の部屋をせっせと石で
囲っていました。他にも台所、お風呂、そして出入り口なども工夫して作っていました。
その子ども達は3日間ほとんどその場所で遊び、お弁当を食べていました。
私たちのものだ!といううれしそうな顔をしていました。活動場所が毎日違うと
家づくりで家が出来上がってもごっこ遊びをする時間が短くなってしまうという事が
ありますが、今回は思う存分楽しめたのではないでしょうか。

この3日間の全体の動きを見ていると、遊びを見つけだすのに時間がかかり、
色々なところへいったり来たりする子ども達の姿がありました。こちら側としても
遊びに対してただ見ている、加わるだけでなく、それぞれがその遊びの意図、
目標を持って援助していく必要があると感じました。

今年度の活動も残すところ10日あまりとなりました。お兄さんお姉さんに
なる子ども達と共に思いきり体を動かして楽しく遊んでいきたいです。(関田)

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