1.1 電話とメール
電話の場合、電話をかけた時に相手が不在であれば、会話は成立しない。また、言葉でのやりとりであり、聞き間違いや誤解が生じやすい。
メールは、相手が不在の時でも任意の時点で、必要な情報を相手に届けておくことができる。海外との情報のやりとりの場合、時差を考えなくてもいい。また、メールの場合、同時に複数の人にも送信できることから、会議の議事録や資料の送付にも活用できる。
仕事をスムーズに進めるためにもメールを活用しよう。
1.2 インターネットでのメールの利用
インターネットでは、プロバイダが提供するアクセスポイントまでの電話代とプロバイダへの接続料金(毎月の料金の中に含まれる)さえ負担すれば、全世界の人々とメール交換ができます。なお、ADSLなどの常時接続環境では、毎月のプロバイダへの支払いの中に、Webページの参照や、メール利用などのすべての料金が含まれているので、事実上、無制限に全世界とのメール交換ができます。
インタネットメールは、メールを作成し、相手に送信すれば、数分〜数十分で相手に届けることができます。
但し、通常、インタネットメールでは、相手にメールが確実つに届いたか、メールを見てもらえたかを確認できません。
メールを受け取った場合は、相手に返事をだすことを忘れないようにしましょう。
(PestPotメールソフトのように、相手がメールを見たことを自動的に知らせてくれるメールソフトもあります。)
メールを送受信するためには、当然のことですが、インタネットの利用環境(モデムの接続やプロバイダ契約など)ができていて、パソコンにメールソフトがインストールされている必要があります。
メールソフトとしては、マイクロソフト社のInternet Explorerに含まれているOutlook
Expressを利用するのが一般的ですが、利用者が多いことからウィルスの被害に遭う確率も高くなっているようです。Outlook
Expressを使用する場合は、ウィルスバスターやアンチウィルスなどの、ウィルス監視ソフトを導入しておく必要があります。
もっと高機能のメールソフトを利用することもできます。
例えば、Backy! Internet Mail(シェアウェア)は、複数のプロバイダからのメールの一括受信や、受信メールの宛先別自動振り分けなど、便利な機能があり、また、メールの参照も簡単な操作でストレスなく実行できるなどお勧めのメールソフトです。
Ver.2では、アドレス帳の設定項目の追加がされており、住所録の管理用としても十分な機能を備えています。
1.3 メールの交換で文字化け・つながらないことがある。
電子メールのアドレスを名刺に入れることは、今や当たり前になっている。
社外の人とのやりとりは電話から電子メールに移っているのでは? 電子メールでは、これまでテキスト形式でないと送れなかった。(バイナリデータはテキスト形式に変換して送っていた)
これが、マイクロソフトのインタネットエクスプローラに付属のメール機能を使うと、ワード文書やEXCEL文書をそのままメールに添付したり、HTML文書がメールで送れるようになった。
(画像やカラー文字などホームページと同様なものも送ることができる)
これは、一見、便利な機能であるが、受信側のメールソフトが送信側のメールソフトと違ったソフトの場合、文書として表示できなくなる。
また、インタネットエクスプローラのメールでは、使える文字コードとして、JIS、シフトJIS、EUCなどをサポートしているが、例えば受信側がcc:Mailだった場合、JISコードしかサポートしていないため、シフトJISで送った文書は文字化けを起こす。
従って、インタネットエクスプローラのメール機能を使う場合は、予め送信相手のメールソフトを電話で確認するなど、おかしなことが起きる。
世の中のメールソフトがインタネットエクスプローラのメール機能互換が保証されないと解決しない問題である。