平成13年元旦、そして1世紀の始まりの1日目、いかがお過ごしでしたか。新世紀を迎える節目を体験するというのは今までに20回しかなかった訳で、大変なことなんですよね。けれど、不思議と実感がわいてこないのは期間が長すぎるからでしょうか。初日の出がどうなるかと心配されたお天気も崩れることなく川崎は晴れ。昨日までのザワザワとした師走の空気がたった一夜明けただけなのに、元旦の朝というのは晴々しく静かで心が落ちつきます。新年を迎えるというのは、すがすがしく本当に気持ちのいいものですね。
このところ、元旦の乾杯で思います。
今頃、皆様も年末にかかえて帰って下さった日本酒でお祝いしているんだろうな。楽しんでいただけたかなぁ?それぞれの新年を祝うために私たちがおすすめした日本酒を封切っていただけるのは本当に幸せなことです。喜びを感じて、また不安にもなります。
楽しんでいただければ本当にありがたいことです。
今年も皆様に喜んでいただける様に、また本当に旨い日本酒がある事を知っていただける様にガンバリたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
P.S.年末にはたくさんのお客様が日本酒を買いに来て下さって本当にありがとうございます。
小さな店ですのでパニック状態であまりお酒の説明もできぬまま、申し訳ございませんでした。また、混んでいるので時間をずらして何度も足を運んで下さったお客様にも本当にありがとうございます。
気ぜわしい年末を間近に11月22日(水)に美酒の卓「海鮮山鮮」にて43回目の木陰浮月粋人盃を行ないました。
今回は甕(カメ)で仕込んだ日本酒を仕込むという蔵元のロマンそして遊び心を満喫。
一本一本が本当に個性的で旨く。飲みくらべがとても楽しい。
特に、BY(醸造年度)ごとのちがいは、「どうして、こう育ったんだろう?」に対していろいろ推理してみたりと面白く、話しがはずみます。
熟成させることによる面白味をかなり持ち合わせているお酒なので10年、20年と気長に変化が見られれば楽しいだろうなぁなどと思いました。
(出品酒はこちら)
一昨年の冬、木陰浮月粋人盃の酒蔵訪問ツアーで秋田・能代の喜久水酒造を見学させていただきました。
酒蔵リポートで記憶されている方々もいらっしゃると思います。
思い出しましたか・・・。
11月に国の有形文化財に指定されたトンネル地下貯蔵研究所のある酒蔵です。
見学の夜の大酒宴で、喜久水酒造の喜三郎社長と海鮮山鮮の大将の栄治さんとの間で、能代のトンネルと海鮮山鮮と同時に新世紀を迎える酒宴を開こう、その21世紀のカウントダウンの祝いに乾杯の酒に「朱金泥能代醸蒸多知」を2本、社長が送ってくれるという約束をしました。
暮れの押し詰まる頃に、酒の席の約束と思っていた所に本当に酒が届きました。驚きです。しかも約束通り2本・・・・20万円です。
感謝、感謝と申してもいいのだろうか?
喜三郎社長の気持ちに言葉を失います・・・ありがとうございます。
31日、酒蔵を訪ねたメンバーを含め20名で、封切る事となりました。
早いメンバーは8時頃からちびちびスタート。私は仕事を終え11時30分頃やっとみんなと合流。くたくたでしたが盛り上がっている海鮮山鮮に入ったら疲れもどこかへ消えた様でした。
私は、能代の天洋さんから初めて送っていただいた年(平成5年)の喜久水酒造の「一時」を持参、どうなっているのかは保証ナシです。
しかし、その酒はみごとに変化していて、活性にごり酒の持っている可能性をかいま見ました。
また、喜久水のトンネルを思い浮かべながらカウントダウンの時を迎えました。
もちろん、みんなのグラスの中には「朱金泥能代醸蒸多知」で満たされ、2001年1月1日、0時に慶びの乾杯を・・・。
お味はいかがって?
それは、教えてあげません・・・なんせ1升10万円の酒ですから・・・味わったもん勝ちですょ。ムッヒヒヒ・・・。
皆様はどんな新世紀をお迎えになりましたか?
喜三郎社長には、この場をかりて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
皆さん、心ある地酒「喜久水」の酒をいろいろ味わってください。
年が明けてからぐっと冷え込んで寒さも厳しくなってきました。酒造りの最盛期を迎えて酒蔵は大忙しで、活気にあふれている頃です。その一つの季節の便りとして私たちの所にも新酒が続々と入荷しています。若々しくフレッシュな味わいを楽しみましょう。
一時は純米吟醸酒です。
能代喜久水活性にごり「一時」パート1が1月下旬に入荷の予定です。今年は何回発売になるのかな?飲みたい方はお早めにご予約を。
1800ml・・・4000円
1800ml・・・3050円、720ml・・・1550 (1800mlはおりからみも入荷します)
1800ml・・・2913円、720ml・・・1457円 (1月下旬〜2月上旬)