寄りみち(Vol.2,93年3月号)  創刊2号

えっ!!雀も酒を飲む?

 海から離れた地方では昔はスズメ達も重要なタンパク源であった頃の話だと思う。一夜,酒にひたしたお米を雪の降った翌朝などにまくだけだそうだ。
 1月,2月は餌の乏しい時期なので,この酒入りのお米をスズメ達が食べる。すると,スズメ達が酔っ払う。そこをすかさず人間が捕らえるというのである。

 本当だろうか?
 この話は眉つばかもしれない!

僕の吟醸酒(2)

 僕の吟醸酒の想い出の中に,新潟のK山というブルーのフロスティボトルに入った酒がある。
 ビンを見るからに高原の清水の様である。高原の冷えきった空気と大地を感じながら,このブルーボトルの栓をキュッとひねって飲んでみる。

 くちもとから,あふれるフルーティーな香りは,高原の花の様ですがすがしい。冬の厳しさを越え春に色付く小さな花は,まるで吟醸酒の生まれ方といっしょである様に感じてしまう。

 新潟で,阿賀野川を眼下に麒麟山でK山を飲んでみたいと思う・・・(見えないかもしれない)
 うん!やっぱり僕の吟醸酒だ。

赤ワインで作るさくら色のご飯

 おひな祭り,お花見などの華やいだ席に,ほんのり一色さくら色を加えて楽しいパーティーはいかがでしょう。
 作り方は簡単ですヨ!!

 赤ワイン1に対して水が4。この配合のワイン水にほんのり塩で味をつけます。
 後はいつもの要領で炊きあげればOKです。

 さくら色が,一色加わるだけで食卓がとてもやさしいムードで一杯になります。

バードウォッチャー正治さんのフィールドレポート(その2)

 キジ,1万円札の裏にいる鳥である。このキジ,地元の多摩川では良く見かける。
 特に小杉の河原,等々力公園の釣り堀を過ぎ,多摩川に入ると花を作っている小さな花畑がある。

 ここがポイントで,この前にあるベンチに座って1〜2時間もいれば,畑の中を歩いている姿や,その鳴いている雄の立派な姿も,わりと近くに見ることが出来る。
 散歩のついでにどうでしょう。

 時期は4月頃が鳴き始めで,5月いっぱいがよく鳴くので,声をたよりに見つけやすいです。
 (とっておきのポイントです)

利守さんありがとう

 酒一筋の利守酒造の利守弘充さんが2月17日・第4回木陰浮月粋人盃に突然参加してくれました。
 僕もびっくり,みんなもびっくり!

 当日は,すばらしい大吟醸など11種の酒一筋を楽しみました。
 今回の出席は29名,大変盛り上がり楽しい会になりました。これからも,みな様の参加をお待ちしています。

 次回はいつもの例会とは別に特別例会として4月に行なう予定です。予定の酒は新潟・久須美酒造「亀の翁・生」!が数本入荷しました。数が少ないお酒なので,みな様といっしょに楽しみたいと思います。それと,この夏にTVドラマ決定・主演は和久井映美・噂のコミック「夏子の酒」の夏子のイメージで醸した酒「夏子物語」と田舎料理で行なえればと思っています。




今月の酒・味だより

酒一筋「備前」生!!

 赤磐雄町「備前」純米大吟醸・生は季節限定,しっかりしたボディのある味吟醸酒です。
 在庫が少なくなりました。
 720ml・・・2,500円  お早めに!!

小鼓別吟醸しぼりたて

 別吟醸は,限定で,秋には「ひやおろし」,春には「しぼりたて」で出荷される酒です。
 高浜虚子ゆかりの酒蔵で酒のラベルを見ただけでも俳人のセンスの良さを感じて,すごくうまそうである。さて中身は?
 しぼりたてだが,1本筋の通った腰のある味には脱帽です。
 720ml・・・2,000円

夏子物語

 清泉特別純米,生しぼりたて,淡麗辛口の奇麗な酒,酸味も豊かでフレッシュな酒,食卓のすすむウマ酒です。
 720ml・・・1,900円



 4月に入れば,能代・喜久水さんのお酒が出てくる。「喜三郎の酒」や「縄文能代」。
 今年のしぼりで,若さにあふれていると思います。待ちどおしくて,しかたがありません。


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