/// 節分の風景  ///  (04/01/31)

 節分は立春の前日、旧暦では大晦日、年越しです。
新暦の今では豆で鬼を追い祓い、招福を祈願するって意味合いで
捉える方の方が多いのではないでしょうか。
まく豆は大豆、自給率も気になるところですが、今日はそのお話
ではなく、”生”の話につなげます。

鬼を追い祓う豆は煎った豆、何でも鬼を祓った豆が生で、その地に
落ちた豆から目が出ると不吉な予兆と云われるため、煎った豆で
鬼を祓うそうです。

でも、京都では豆さえ撒かずに鬼を祓う風習があったりします。
一時、下火となったいた風習ですが、数年前より大々的に復活して
いるようです。
今年はどんな仮装が登場するのか楽しみだったりしますが、新撰組
隊士姿なんかが揃いそうな気もします。
八坂神社から四条通、河原町通へと鬼を化かして退治します。
この”お化け参り”は昭和の中頃までは盛んに行われていたようで、
花街から生じた風習なのか、さては町衆から生まれた風習なのか、
どちらにしても、京都の粋な一面でしょうか。

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