/// 嵐電、沿線スポット ///  (00/03/27)

 古風な嵐電の御室駅です。観光シーズン
以外は無人の駅です。踏切を渡った所の
花屋さんはテレビドラマなどによく登場
する花屋さんです。

駅舎正面の緩やかな坂道を登ったところに
下の画像の御室仁和寺があります。
そびえる仁王門は雄大です。真言宗御室派
総本山で、最盛期には8km四方の寺域を
誇ったと云います。
仁王門の柱の間の遠方に瓦屋根と赤い柱が
少し見えていると思いますが、これが中門です。
金堂はさらに奥になります。仁和寺は遅咲きの
背丈の低い「お多福桜」、「御室桜」でも
有名です。遅くまで桜が楽しめますので
訪ねてみて下さい。
 蚕の社(木島(このしま)神社)の有名な?、
三角形の鳥居です。普通の鳥居は表裏一体
とでも云うか柱は二本で構成されていますが、
ここ蚕の社の古代の鳥居は三本の柱があり、
三面で構成されています。

中央の組石が御神座で、三方から?拝む
ようです。三つ鳥居、三面鳥居とも云われ
謎に満ちた鳥居です。

今は、下鴨神社の糺(ただす)の森に対する
元糺の森と呼ばれる木立の中にあって、
柵で保護されており、近づくことは出来
ませんが、興味つきない鳥居です。
 嵐電で蚕ノ社駅の西側にひとつの太秦駅前
です。京阪の京津線が廃止された今、京都で
唯一、道路との併用軌道を走る嵐電です。
太秦駅前に構えるは広隆寺の三門です。
太秦寺、秦公(はたのきみ)寺、太秦太子堂、
蜂岡寺などと色々な別称を持つ広隆寺です。

広隆寺と云えば、国宝の弥勒菩薩半跏像、
飛鳥の息吹が感じ取れたなら豊かな気持ちに
なります。
また京都三大奇祭「牛祭」でも知られます。

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