/// 嵐電、沿線スポット、その四 /// (00/04/01)
−− 等持院 −− 山号を万年山と称する臨済宗天龍寺派の 禅寺です。足利尊氏が天龍寺の夢窓国師に 願い出て創建されたのが、その始まりと 伝わります。 その歴史もあり足利氏、十五代の将軍の 像を安置する霊光殿など足利氏関連の 貴重な文化財を有する寺でもあります。 書院から見た芙蓉池のある庭園と本堂です。 この庭園は夢窓国師作と伝わる三大名園の ひとつになっています。禅と庭は切っても 切れない関係なのでしょうか、池には 心字池と云う草書体の「心」の字をかた どって作られた池もあります。 龍安寺の石庭は石の庭ですが、ここ等持院の 庭は四季の花も咲く庭です。寒の頃の有楽椿、 サザンカ、春先の馬酔木、初夏のサツキ、 くちなしの花、サルスベリ、秋の芙蓉と 庭の点景として咲きます。
書院から庭を見つめるとき、何かを感じる ことが出来るなら、多少は禅の境地に 近づけるのだろうけれど、今、禅と云う 言葉で思い出したのは、サントリー ウィスキーの「膳」でした。これでは ちょっと禅の境地には近づけないのかな〜 画像は室町幕府初代将軍、足利尊氏公の お墓です。等持院と龍安寺は歩いて10分 ほどでしょうか、そして等持院から嵐電の 等持院駅へも徒歩10分です。