/// 盧山寺の鬼法楽  ///  (01/01/19)

 盧山寺は源氏物語の作者、紫式部の邸宅跡だったことで知られます。
節分には、赤・青・黒の鬼が暴れまわり、最後には餅、豆がまかれ
退散するという鬼法楽がおこなわれます。

貪(どん)を表す赤鬼は左手に松明と剣、瞋(しん)を表す青鬼は斧、
痴を意味する黒鬼は槌を持っています。貪、瞋、痴の三つが人の
心に潜む悪だそうです。鬼法楽は「鬼踊り」ともいわれ、盧山寺の
開祖である元三大師良源が護摩供の折りに現れた悪鬼を大師が独鈷、
三鈷の法器で退散させたと云う故事にちなむ行事です。

Produce By 京の住人 戻る