/// 今宮神社、やすらい祭 ///  (00/04/18)

 今宮神社は平安時代に疫病が流行
した時に御霊会を行ったのが、その
始まりで、その後、社殿が造営され
ました。

この今宮神社で4月の第二日曜日に
行われるのが「やすらい祭」です。
広隆寺の牛祭、鞍馬の火祭とともに
京都三大奇祭に数えられています。

「やすらい祭」は別に「やすらい花」
とも云われ、桜の花の散る頃に流行
する疫病を退散させるため、細男
(せいのお)を送り、舞ったのが
その始まりと伝わります。
神社の氏子たちが風流(ふりゅう)の
扮装をして鉦、太鼓をたたき、踊り
ながら町内を練り歩き、今宮神社へ
参拝し、無病息災を祈願します。

 行列は鉄棒、鉦、督殿、御幣持、
風流花笠、子鬼、しゃ熊の鬼、黒毛の
鬼、太刀持、笛方などが続き”やすらい
の花や〜〜”のかけ声と共に練り歩き
ます。
社殿前では奇妙な子鬼、しゃ熊の鬼、
黒毛の鬼の踊りの奉納があり、続いて
境内を練り歩きます。

 風流花笠に入ると無病息災でいられる
との言い伝えがあり、地元の人は皆、
こぞって風流花笠の下に入ることを
きそっています。桜の木の下には神が
宿る言い伝えの表れでしょうか。

 写真はちょうど今宮神社の東門を出た
ところで、あぶり餅で有名な店の前です。

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