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 1999.10.11記す

50000人と3000人

 10月に入って11日も過ぎているのにやけに暑い日だったな。
 家を出るときは、そんなに暑くないと思い(むしろ寒いと思っていた)Tシャツにフリース・ベストの格好だ。スタジアムの上の方で見ることになりそうだったので鞄の中にはウインド・ブレーカーまで。

 そう、サッカーを見に行ったのだ。

 場所は、国立競技場。そう、「JOMOカップ」を見に行ったのだ。体育の日を記念して(なぜ、“東京オリンピックを記念して”じゃないんだろ?)、Jリーグ日本人選抜vs外国人選抜の試合が行われるのである。
 毎年、海外からゲストを招待するのだが、今回はセリエA・ACミランのレオナルド、そして、そしてセリエA・インターミラノのロベルト“アズーリの至宝”バッジオだ!

 JOMOカップは、あまり見に行くつもりは無かったのだが、バッジオが来ると分かって見に行くことに決めた。
 1週間前ぐらいに来日が決まったんだけど、チケットは4日前ぐらいにローソンの「roppi」で購入。24時間チケットが買えるってのは、便利だぞ

 通常の試合と違って、お祭りだから試合開始前の選手紹介は、紹介のコールとともに選手がピッチに現れてくる。
 日本人で、一番声援が大きかったのは、もちろんカズだ。一緒に行った友達(女の子=サッカー音痴。なぜかオフサイドは知っていたが)は、俺が「おぉ! キングだ」って言ったら「キング? ああそうか、カズキングだっけ?」カ、カズキング・・・・ なんか、強いんだか弱いんだかわからんぞ。歓声といえばオグ(グランパスの小倉)の時も凄かったね。歓声と言うよりも「おぉぉ、オグ〜?」って感じのどよめきっぽかったけどね。

 外国人選抜は、やっぱり何と言ってもバッジオだよ。鹿島ファンが組織的に集まっていたこともあって、レオナルドの時も大きな歓声が上がったけど、バッジオの時とは、やっぱり違う。バッジオの時はスタジアム中がわいたもん。

 試合の内容は、もう誰かにビデオを借りて見てくれ!

 たぶん、俺が文で書いてもすごさが伝わらないと思う。俺が見ていたピッチではJリーグとは、あきらかに違う別のサッカーが繰り広げられていた。もう、早い、早い。選手の飛び込み、回り込み、パス、凄いぞ。お祭りだから、きついマークとか激しいチャージとかはないから、おもしろい試合だった。バッジオの2点目のシュートなんてほぼ真後ろで見ていたんだけど(かなり高い位置だったけど・・・)、もう、ボールがグイ〜〜ンって曲がって、ゴールしちゃうんだもん。しびれたぞ〜。
 日本人選抜の城もすごかったぞ。ズッキューンってミドルシュート。代表選で見せてくれよ、あれをよ。たのむぜ、城。

 そして、試合が終わったと同時に席を立つ。表彰式は見ずに席を立つ。今度は、もう一つの“国立競技場”西が丘競技場に行くのだ。FC東京vsサガン鳥栖を見に。

 キックオフは18時。JOMOカップが終わったのが15時。時間的には余裕があるんだけど、念のため友達に17時には西が丘に行って席を取っておいてもらう。
 僕の方も17時ちょっと過ぎには、西が丘に着いたんだけどね。席はガラガラだった・・・

 東京戦の方は、エース、アマラオをケガで欠いているため鏑木がトップに。カブを含む全員が最初から鳥栖ゴールを脅かす。終始、東京ペースでゲームは進んでいるんだけど、後半、鳥栖のカウンターからの1点に無き、0−1でゲームセット。
 昼の試合で現在、首位の川崎Fが負けていたから勝てば、東京の首位返り咲きだったんだけどね。これで3位の大分とは、勝ち点差が6。今のところ得失点差は17で並んだ。
 今日の試合は、ほんとに惜しい試合だった。決定的なチャンスが何度もあったんだけど、鳥栖のGK「リッキー(以下、あの野郎)」の好セーブに阻まれてしまう。あの野郎は、前半戦の1,2本の好セーブで完全にリズムに乗ってしまい、もう好セーブって言うか、スーパーセーブ、ファインセーブ連発。あの野郎・・・

 鳥栖には、今期負けなしだったんだけどね〜。アマラオの抜けた穴はでかいのか・・・

国立の観衆50000万人オーバー、西が丘の観衆3000人アンダー(2900人)・・・ みんな流れて来いよ・・・

これで、99年のサッカー観戦17試合目(東京戦=13試合、J1=3試合、そのた=1(JOMO CUP))