VerticalEditorの使い方
階層付きテキスト
VEでは、データファイルの形式として、一般的な「階層付きテキスト(WzMemo)」を採用しています。
この形式の特徴は、「単なるテキストファイルであること」です。
VE専用のデータ形式を作成すれば、作成日付や、編集フラグなどの情報を持たせることができ、高機能を実現できます。
しかし、VEが単純なテキストファイルの「階層付きテキスト」を採用した理由は、メモ帳や、エディタでそのまま読み込みすることができることのメリットを享受するためです。万が一、VEで読み込むことができなくなったとしても、エディタなどで大事なテキストを容易に取り出すことができます。
アウトラインプロセッサと呼ばれるソフトには、「階層付テキスト」形式をサポートしているソフトが多く存在します。ただし、「階層付テキスト」形式は、その仕様が完全に確定されているものではないため、ソフトごとに制約があります。
VEが読み込み可能な、「階層付テキスト」形式の条件は以下のとおりです。
・読み込み可能なテキストファイルである。
・行頭にピリオド「.」があれば、ピリオドの後から行末までをノードのタイトルとして見なし、
ピリオドの数が階層の深さを示す。
・ノードには親が必要である。
・最初のノードはピリオドは必ず1つであること。
階層の深さが飛んでいるもの(親の深さが1、子の深さが3)などや、「最初の深さが3」などはVEでは認められません。
・ノードのタイトル行の次の行以降から、次のノードのタイトル行直前までを本文とする。
・ファイルの先頭は、ピリオドから始まる。
ファイルの先頭から、最初のノードのタイトル行までに、テキストがあった場合は、「階層付テキスト」形式ではなく、ただのテキストファイルと見なします。
・単純に、「改行の次がピリオドから始まれば、以降をノードとして見なす」と考えていただいても結構です。
本文の中にピリオドから始まる行を作ってしまった場合、次の読み込み時に、その行から別のノードと判別されてしまい、階層が崩れてしまうことがあります。
このルールを逆に考え、本文の執筆時に、行頭のピリオドの前に半角スペースを1つ入れておけば、ノードの始まりと判別されるのを回避できます。
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