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 スタビライザーを追え!!
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■スタビライザーの効果にせまる..!!

    今回は、「スタビライザーの効果に迫る!!」と題して、スタビライザーを前後で組合せを換えて走行し、タイムの推移を検証しました。
     

■早速ですが、結果から......

ケース

フロント

リア

バッテリー

気温

湿度

ゴール
タイム

ベスト
ラップ

M

M

a

13

20

17周 5分00秒

15.56

B

なし

なし

b

13

20

19周 5分07秒

15.58

C

なし

M

c

12

20

19周 5分12秒

15.39

D

M

なし

d

12

20

19周 5分11秒

15.85

E

M

M

e

12

22

19周 5分09秒

15.75

■スタビライザーとは..!!

    スタビライザーは、装着することにより、コーナーリング中のロールを抑えることができます。(...できるらしい。)

    1/10 EPツーリングカーでは、近年ほとんどの車種でスタビライザーを搭載、または、オプションパーツとして販売されています。

    これは、昨今のタイヤ(ゴム)のグリップレベルの向上にあります。(...あるらしい。)

    ....と、いうのは雑誌などでも、よく目にするのですが、ぶっちゃけた話
    「よくわからん!!」
    というのが、本音。

    全日本などで活躍する有名選手のほとんどが使用しているところを見ると、その効果、効用というのはあるんでしょう...ということで、今回の検証!!。
     

■具体的なテスト方法について...

    本来なら、かなりの数のテストをこなさなければならないと思いますが、私のレベルでは、線径の違いでは、はっきり体感することが難しいと判断し、単純に有無を選択して、前後、4つの組合せでテストしました。

    ちょっと白々しいのですが、テスト内容についてまとめてみました。

    テストの目的

      スタビライザーの効果を体感する。


    テスト手順/方法

      テスト当日のセッティングを出す。
      そこから、スタビライザーの変更でタイムの推移を検証する。
      それぞれのテストケースで、5分タイム、ベストラップ等を記録。

    テストケース

      組合せは、冒頭で述べたとおりです。なお、スタビライザーの線径は、いつも装着しているシルバー(ミディアム)としました。

ケース

フロント

リア

備 考

M

M

前後ともシルバーのスタビライザー。ここ4ヶ月ぐらいは、この状態です。

B

なし

なし

前後とも、抜きます。
 

C

なし

M

リアのみ装着です。2000年の1次、2次予選がこのセットです。

D

M

なし

フロントのみ装着です。このセットは試したことありません。

E

M

M

最後にもう一度Aと同じないようで試します。
 

    その他

      タイムというのは、どうしてもバッテリーの性能に依存してしまいます。
      この差を均一にすべく、マッチドバッテリーを中心にレース用のバッテリーを5本セレクトしました。

      は、同じ内容のテストになりますが、タイヤ、モーターの連続使用による影響、またはその他の要因を考慮するため行いました。

■もうすこし、こまかく見てみます..。

    ケースA: フロント、リアともシルバーのスタビライザーを入れての走行です。最近は、このセットで走っています。タイム計測途中に、スタックしてしまい、周回タイムはよくありません。
    まぁ〜、こんなもんでしょう。とくに、いつもと変わりありません。
     

    ケースB: さて、ガラリとセットを換えて、スタビライザーを外して走行します。このセットで走るのは、約1年ぶり!?。
    走り出してすぐに、その違いがあらわれました。

    先ほどまでうまく走行できなかった、低速、中速コーナーで車が良く曲がる印象があります。とくに、ロータリーでは、オーバーランすることが多かった先程までとは、うって変わって、それなりのスピードが出ていてもしっかり曲がってきてくれます。
    自分の握りすぎにその原因があると思っていたのですが...。
    今回のセットでは、比較的、楽にコーナーを攻めることができるようになっています。どうやら、進入速度を先ほどまで落とす必要もないようです。
    今度は、低速コーナーでの、車の挙動に注意を払いながら、走行を続けます。
    すると、コーナー後半で、入りすぎる(曲がりすぎる)傾向が若干みられるような気がします。また、スピードがのっている、第2コーナーのヘアピンでは、時折リアがわずかですが、ブレイクするように思います。

    ベストラップは、
    ケースA:に及ばなかったものの、今ひとつ曲がらない(曲がっていなかったような気がする)車にストレスを感じていた先程までと違って、楽しい走行ができました。
     

    ケースC: リアのみに、装着しての走行になります。走り始めの印象は、ケースB:と、特に変わりません。若干、グリップレベルが悪くなっているようにも思います。

    まず、コーナーでの印象は、先ほどと基本的に変わりありません。ストレスなく走行できます。次に気づいたのが、「ケースB]の時にコーナー後半で入りすぎていた印象ですが、これがなくなりました。....リアのブレイクも影を潜めているように思います。とても走りやすいです。

    タイムのほうは、途中、転倒クラッシュ(ダイブ!!)してしまったこともあり、平凡ですが、それを差し引けば、過去の私のベストに近いタイムがでました。ベストラップも、本日最高となりました。
     

    ケースD: 今までの状況から、あまり気乗りのしないテストケースになってしまいました(笑)。走り始めると...案の定、曲がらないうえに、リアがブレイクして、巻いてしまう。そんな感じです。この走行では、たまたま、ほとんどの周回をクリアで走行できたのですが、周回、ラップとも平凡なタイムに終わってしまいました。
     

    ケースE: これで、一通りのテストケースをこなしました。最後にAと同じ条件で再度走行します。走り始めのグリップレベルが、確実に悪くなっているようです。
    その影響からか、タイムは、Aの時ほど上がりませんでしたが、フィーリングは、同じ。
    いつもの車と一緒、といった感じです。
     

■考察!?

    正直、スタビライザーでここまでタイムが変わるとは思いませんでした。個人的には、とても楽しいテストとなりました。このテストをやる前までは、アンダーが発生する問題があったわけです。(一番の問題はそれに気づいていないことなのかもしれません...。)
    結果的にフロントのスタビライザーを外すことにより、アンダーを解消することができました。

    スタビは、ロールを抑える効果があると、はじめに記載させて頂きましたが、このロールが減ったことによりアンダーが発生していたのでしょうか....。

    私自身、もう少し勉強する必要があります......。

    ただ、今回の結果により、スタビライザーのセットによって走りが変わることは確かなようです。
    タイヤが決定した後なら、スタビライザーの調整で走りを微調整できるのかもしれません。

 

 

RC CAR WEBRING ラジカニアン RC Team YSS 趣味は、ほどほどに?! (ID:61)

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