8月12日(土) 第2段階2時間目 近畿地方に接近中の台風の影響で、朝から風が強い。 午後も、天気はいいのですが、風がかなり強い。 出かけるとき、奥さんに「風でバイク倒されないようにね」 と言われました。 さて今日の教習生は私を含めて4人。私以外はみんな若い(笑)。 教官は二人で、私の担当は前回と同じ人。 最近は、この教官が多いようです。 優しいのと、顔がユニークなので、何だか馴染んできました(笑)。 「今日は、”色々な乗車姿勢”と言うのをやります。 まず、前回走ったAコースを走ってきて下さい」 はーーーい、とばかりに2周ほど回りました。 時折教官がやってきて、併走しますが、何も言われませんでした。 クランクも、あまりうまくありませんが、パイロンは倒れていないようです。 「じゃあ、バイクをこっちに持ってきて止めて下さい」 2輪コースの傍らで、講義が始まりました。 「バイクでコーナーを曲がる際、曲がり方が3つあります。 バイクと人が同じ傾きをする”リーンウイズ” 一番自然で、基本的にはこれでコーナーを曲がります。 バイクより人が外にでる”リーンアウト” バイクのバンクがきつい分、小回りが出来ます。 バイクより人が内にはいる”リーンイン” バンクが緩いので、路面の影響を受けにくいです。 じゃあ、外周を走りながら実際にやってみましょう。 あのコーナーはカーブがきついのでリーンアウトで、 その次のコーナーはリーンインで。 その次はリーンウイズで。 じゃあ、後ろに着いてきて下さい」 と言うわけで、 後ろについて実際にやってみました。 リーンウイズさえまともに出来ていない私ですから、 リーンインだ、アウトだなんて、まともに出来るわけがありません。 (威張ってどうする) ほとんど「まねごと」のようなものです。 それでも何度かやるうち、何となく違いがわかってきました。 その後また講義になり、 「どうでした?」 「はあ、リーンアウトは小回りが出来るように思いました」 などというやりとりがあって、 「まあ、基本的にはリーンウイズで曲がるわけです。 教習中も、リーンウイズで曲がって下さい。 こんな曲がり方もあると言うことだけおぼえておいて下さい。 免許を取って実際に走ると、いろんなケースに遭遇しますので、 今のことを思い出して走って下さい」 「はーーーい」 「じゃあ、またAコースを走って下さい」 その後、Aコースを2周ほどすると時間が来ました。 「じゃあ、次の時間は急制動をやりますから」 はーーい。ありがとうございましたーーー。 キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン。 ====================================================== 8月12日(土) 第2段階3時間目 続いて3時間目。 この時間の教習生は、私と若い女の子。 以前も見かけた、小型を目指しているかわいい女の子です。 教官は、引き続き同じ教官。 「じゃあ、急制動をやります。後ろに乗って」 急制動をする場所は、スラロームの奥にあります。 教官は私を後ろに乗せ、スラロームの入り口へ。 「最終的には、スラロームをやって、続きで急制動をやります。 最初は、スラロームの横を直進して、40km/hのスピードにして、 あのパイロンに前輪がかかったら、素早くアクセルを戻して 前後のブレーキを同時にかけ、最後にクラッチを切ります。 パイロンからここまでが11m。 最初は距離を考えずに、ロックしないように気をつけて下さい」 そう言って、私を後ろに乗せたまま、やって見せました。 40km/hは、結構速く感じます。 「一度おりて、私のやるのをよく見ててください」 一度目、パイロンにかかると同時にブレーキをかけ、 11mの少し手前でピタリと止まります。 2度目、キーーーーッと、タイヤが鳴りました。 でも止まったのは、11mを越した地点でした。 「今は、わざとタイヤをロックさせてみました。 ロックすると、制動距離が伸びます。 また、バランスを崩すと転倒する危険があります」 わかりました。やってみます。 1回目、ちょっとビビッてしまい、40km/hに達しませんでした。 でも、結構しっかり止まれました。 2回目は、40km/hが出、11mの手前で止まれました。 「メーターばっかり見てないで、視線は遠く」と注意を受けました。 何度かやってみましたが、これは大丈夫そうです。 教官も、大丈夫と見て取ったのか、もう片方の女の子にかかりきりです。 この女の子、教習後の会話から察するところ、かなりブランクが開いてしまい、 前に習ったことをほとんど忘れてしまっているようです。 道理で、長いこと坂道でなにやら教えられていました。 しばらくほったらかしにされていたのですが、 「じゃあ、今度はスラロームと続きでやってみて下さい」 と言うわけで、スラロームをやって、そのまま40km/hまで持っていき、 急制動、と言うのをやりました。 何度かやってみましたが、ほとんど11mの手前で止まれます。 ロックすることもありません。 私の場合、車を運転しているので、「ブレーキを踏む」 と言うのに違和感がなく、加減もわかっているのがよかったのかも 知れません。 「出来るだけ速い時点で40km/hまで出して、パイロンにかかるときは アクセルが一定の状態を保っているようにして下さい。 加速し続けている状態で急制動をやろうとすると、どうしても ブレーキの操作が遅れてしまいます。 それと、まだ視線が近いですね」 そんな注意を受けましたが、 「ブレーキのタッチはあれくらいでいいですよ。 あれ以上強くかけるとロックしますからね」 と、ちょっとだけ誉めていただきました。 そう言えば、この時間は4輪の教習車がほとんどいなくて、 すごーーーく走りやすかったんです。 外周を走るときも邪魔(?)がいないからストレスがなく、 暑さも忘れていました。いつもこうだといいのに・・・ 「じゃあ、次は”危険回避”というのをやります」 はーーーい。ありがとうございました。 着実にハンコが増えていきます。 キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン。 ====================================================== 8月19日(土) 第2段階4時間目 お盆を過ぎても、まだまだ暑い日が続きます。 今日も朝からいい天気で、暑くなりそうです。 いつものように教習所に着き、いつものように配車券を出そうとすると、 最初の時間は出るのですが、2時間目が何度やっても出ないのです。 中の人を呼んで聞いてみることにしました。 最初、係の人(入所の時に受け付けてくれた人)も、 首を傾げていたのですが、やっとわかりました。 その時間は「ケーススタディ」に当たる時間だからだそうです。 ケーススタディとは、どんなことをするのかはよくわからないのですが、 とにかく、誰かと二人セットでないと受けられないのだそうです。 でもって、今日の2時間目は、誰も同じケーススタディを受ける人が いないので、「受けることが出来ない」結果となってしまいました。 次の「ケーススタディ」と同じく、その次の「セット教習」も、 二人でないと受けられないのだそうで、とりあえず来週の土曜日に 予約を入れました。 でも、誰かとペアになれる保証はなく、誰もいなければ、 ここで足踏み状態となってしまいそうです。 係の人は何度も「申し訳ない」を連発するのですが、 ちょっと気が抜けてしまいました。 まあ、仕方のないこと。のんびり行きましょう。 さて、気を取り直して教習開始です。 今日は私を含めて3人の教習生。 私以外はやはり若く、高校生くらいでしょうか。 最近は、初めて見る教習生が多いです。 彼らは夏休みを利用して、短期間で教習をこなして行くんでしょうね。 初めてみる彼らさえ、私と同じ所まで進んでいます。 今日の教官は、一番最初に担当してくれた人です。 まずは、外周を2周走ってカンを取り戻します。 「じゃあ、この時間はこの前の続きです。 外周回って、スラロームやって、急制動やって下さい。 最初は、40km/h出なくてもいいですからね」 と言うわけで、前回に引き続き、急制動です。 最初は、40km/h出なくてもいいと言われても、 しっかり出しちゃうもんね。 それにこの時間のスーパーフォアくんは、やたらブレーキの利きがいい。 前回より、かなり短い距離で止まれます。 何度かやるのですが、「これ!」と言うのはなかなか難しいです。 「あーー、今のいまいち」と思っていたら、 「今のはブレーキがちょっと遅れたな」 「クラッチを握るタイミングが早い」 「目線が近い」 「最後までブレーキをゆるめない」 等々、的確なアドバイスが飛びます。 何度かの後、 「じゃあ、今度は回避をやります。後ろに乗って下さい」 と言うわけで、教官の後ろに乗ります。 「いいですか。スラロームの横を直進して、あのパイロンまでに 30km/hを出しておいて下さい。 そして、パイロンにかかると同時にアクセルをゆるめて下さい。 その時、あの小さな信号機にランプがつきますから、 赤なら右、青なら左に車線変更して、そして停止して下さい。 絶対に車線変更中にブレーキはかけないで下さいね」 そう言いながら教官は、30km/hで走り、赤いランプを見ると ひらりと右にかわし、ピタリと止まります。 じゃあ、やってみましょう。 30km/h出してパイロン。「あっ、青」左へ。 教官がつかつかとやって来て、 「どうでした?今、どのあたりを通過しました? 信号を見てから判断し、左によけるまでの間に、 あれだけの距離を走ってしまいましたね。 これは、実際に危険を察知してから、よけるまでに あれだけの距離を走ってしまうと言うことです。 自分では避けられるつもりでも、避けきれない と言うのは、こういうことです」 なるほど。では二回目。 30km/h出してパイロン。「あっ、また青」左へ。 「ヤマはってた?」 いえいえ、とんでもない。 「じゃあ、今度は40km/hでやってみて下さい」 はーーーい。 40km/h出してパイロン。「今度は赤」右へ。 やはり、回避するまでにかなりの距離を要してしまいました。 「バイクの免許は、教習所を卒業したら取れます。 免許を取ったら、すぐに公道を走れるわけですが、 今のことを忘れずに、充分安全な車間距離をとって、 余裕を持って運転して下さいね」 はーーい。よくわかりました。 と言うわけで回避は3回やっただけ。 残りの時間はまた、スラローム&急制動です。 終わり近くなって、一本橋をやらしてもらいました。 3本やって、1本は最後に後輪が落ちてしまいました。 2本はOKです。 「じゃあ、終わっときましょう。 次は、ケーススタディです。機械で予約できないので、 係の人に言って予約して下さい」 はいはい、予約済みです。来週に受けられるかどうか・・・ 二時間乗るつもりが一時間になって、何だか不完全燃焼みたいです。 余力を残しつつ、教習所を後にしました(笑)。 キーーーンコーーーンカーーーンコーーーン。 ====================================================== |