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里木U式は中国地方の縄文中期後半を代表する土器型式で、関東地方の加曾利E式に対応する。
地文は棒に縄を巻きつけて回転させた撚糸文を原則にしている。 里木U式土器に見られる渦文は東北地方の文様で、加曾利E式と合わせて、関東・東北地方との地域間交流が相当の規模で進んでいたことを物がっている。
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倉敷考古館が本貝塚を発掘調査した際、20体の人骨が発見され、人骨と共に貝輪の腕飾りをした人達、鹿角製ペンダントなどの装身具を胸に載せた人骨などが検出されたと云う。 本貝塚からはシカ・イノシシなどの獣骨が数多く見つかっていることからも、獣骨製装身具として加工・利用した先人の知恵が偲ばれる。 又これだけの精巧な細工を施した、格別な装身具の存在は、里木集落内の身分格差を裏付ける証左として興味深い。 |