シェーンブルン宮殿


シェーンブルン宮殿



7月9日(水)曇り,シェーンブルン宮殿

朝6時,雨の音がしている.天気予報は雨.朝食の後外に出て見ると,雨は降っていなかった.ぐっと涼しくなっている.道行く人々も長袖の上着を着ている.

地下鉄でシェーンブルン宮殿に行く.40もある豪華な部屋を日本語ガイドを聞きながら回る.王宮でも聞いたエリザベートとその夫フランツ・ヨーゼフの物語.中国から輸入した紙.青い中国のサロンは高価な元素を含む青色が使用されていて最も高い部屋である.夫の喪に服するマリア・テレジアが中国製黒漆で作らせた漆の間.ゴブラン織りの絵を切ってコラージュのように金銀の飾りの中に入れ込んだ壁.

庭園は美しく,敷地は広大で,高台にあるグロリエッテからはるかに全体を見渡せる.グロリエッテは軍事的な記念碑である.木製の枠を使って並木をアーチのように刈り込んでいた.竹と瓦の塀,ししおどしの日本庭園もある.

アーチ形に刈り込み


温室

伝統的カフェ・ツェントラル
シュベーデンプラッツに戻って,路面電車でフォルクス庭園,国会議事堂,市庁舎を回り,伝統的カフェ・ツェントラルでお茶にする.古くから栄えたウィーンのカフェ文化に触れようというわけだ.3時,カフェは混みあっていた.「相席でもいいか」と尋ねられ,OKする.正さんは定番のモカコーヒーとクロワッサン,私はトリオケーキを注文する.同席の老夫婦はコーヒーとケーキ.「ドイツの北部から来た.日本にも行ったことがある」とのこと.私たちも去年,ニュルンベルクやワイマールに行ったことを話す.「100冊以上の本があって,すばらしかった」とチケットを見せて教えてくれるので,「私たちもその図書館に行った」と正さんが写真を見せると驚いていた.王宮図書館プルンクザールだ.「さようなら」「アウフビーダーゼーエン」と言って別れる.


市庁舎


国会議事堂

次はグラーツ