3. バンベルクBamberg バンベルクは神聖ローマ帝国ハインリヒ2世の時に発展した.戦争の爆撃を受けていないので美しい街並みが残っている. |
![]() ![]() |
レグニッツ川 |
6月30日(日)晴れ バンベルクへ行く.ニュルンベルクからは列車で約1時間.その時,今日のチケットは一昨日ちかちゃんに買ってもらったのに,間違えて,ジャーマンレイルパスを使ってしまったことに気付いた. ジャーマンレイルパスは5日分,日本で買って来た割引運賃パスで,その日の日付を書き込み,乗り始めに車掌がパンチを入れてくれると,1日中通用する.バンベルクに着いてすぐ, インフォーメーションに駆け込む.すると,チケット窓口に行くように言われた.10時,窓口は今,開いたばかりだった.「間違えた」と訴えるが,もうどうしようもないとのこと.大失敗だ. でも,日本の駅員さんならもっと親切で,何とかまた使えるように証明印でも押してくれるのではないだろうか.融通の利かないドイツ人! 日曜日なので,大聖堂へは入れないと思っていたが,ミサが始まる前にすべり込んだようだ.階段を登って後ろの席に着くと,ミサが始まった.司祭の説教と歌声の応答.神が何と言われたか, 再び想像力をたくましくして聞く.柱の電光掲示板が讃美歌の番号を知らせている.皆と一緒に立ちあがった時,目の前に皇帝と皇后の墓石があるのに気付いた.「これや」かおるちゃんと 二人でささやき合った.ガイドブックに紹介されている墓石がどこにあるのだろうと気になっていたのだ.ミサは12時頃まで続く.募金の人が回ってきて,いくらか寄付し,流れが少し途切れた ところで,そっと外に抜け出した. |
![]() ![]() |
マキシミリアン広場 |
レグニッツ川まで戻って昼食をとった.ガイドブックの地図の距離感がわかりにくく,新宮殿のバラ園や旧宮殿や聖ミヒャエル教会がどれなのか道に迷う.教会に表札が出ているわけではないのだ.しかし,今回はかおるちゃんたちが一緒,楽しんで道を探してくれるので,正さんともめないですんだ.失敗しても宏二さんがホローしてくれる. |
![]() ![]() |
聖ミヒャエル教会 と 新宮殿のバラ園 |
かおるちゃんのガイドブックに載っているアルテンブルク城Altenburgまで行くことにした.山の上の方で,ちょっと距離がありそう.山道を歩きながらかおるちゃんたちは いつも植物に目を留めている.黄色や白やいろいろな植物の花が咲いている. |
![]() ![]() |
アルテンブルク城 |
夕食の時に,ラオホビーアを注文する.煙で燻した麦芽で作ったビールで,こげ茶色,ビールの苦みはあまりなく,口の中にいい香りが広がって,とてもおいしい. ドイツには実にさまざまなビールがある.正さんは注文したビールの写真を撮り始めた. ニュルンベルクに帰ってきたのは10時前だったが,まだ明るい.今日はよく歩いた.いいお天気でよかった. 7月1日(月)晴れ 朝8時,ホテルドライラーベンをチェックアウト.ホテルの部屋に宿泊客が落書きしていて,「何でも好きに書いていいよ」と言われていたので,4人の名前を漢字で書く. かおるちゃんがハートマークを書き加えてくれた. 列車で出発,イエナで乗り換えてヴァイマールへ.ところが,イエナを乗り過ごしてしまった.イエナの付く駅が3つもある.Jena-Goschwitzと聞こえたような,ヴァイマール乗り換えと 言っているような気がしたのに,何の前触れもなく突然列車は止まり,「あ,ここ」と言っている間に列車は再び動き出していた.次の駅で駅員に尋ねるが,ドイツ語でしか答えてくれない. かおるちゃんが目ざとく反対ホームの列車案内を見つけてくれた.あと3分で列車到着.荷物を抱えてエレベーターに乗る.エレベーターの扉はいらいらする程ゆっくりと閉まる. 列車が入ってきた.本当にすべり込みで列車に乗り込んだ.ヴァイマールへの乗り換えは36分の余裕があって,ほっと一息. |
次は ヴァイマールへ |