7. クヴェトリンブルクQuedlinburg

クヴェトリンブルク駅 ――― 市庁舎

7月5日(金)つづき
5時半,クヴェトリンブルク着.10分ほど歩いてホテルに着く.ホテルはマルクト広場に面した木組みの家で,近くに市庁舎もあるのだが,付近一帯工事中だった.
ホテルは古い木組みの家で,エレベーターはなかった.まだ明るいので,夕食がてら旧市街の木組みの家をぶらぶら見て回る.この町の観光をはしょったが,
木組みの家はもう十分堪能したので,心残りはない.明朝すぐに出発だ.

夕食の時,ドイツ語のメニューの下にある英語の解説で,大体の見当をつけて注文したが,かおるちゃんの皿には生肉がデーンと載っていた.かおるちゃんは
「私,こんなの食べられへーん」と叫ぶ.付け合わせはサラダと大きなベークドポテト,中央に赤いやわらかそうな塊.店の人を呼んで,焼いてほしいと頼む.
その若いお兄さんは驚いた様子だ.困って別のウエイトレスを呼んできた.もう一度説明すると,その女性はお皿を下げて行った.
「どうなったかしら」「通じたかな」と心配していると,しばらくして,表面が少し焼け色の肉が戻ってきた.味は少し塩辛いが美味しいとのこと.
「ほら,あそこのお客さんも同じのを注文しているよ」でも誰も自分の料理と取り替えてあげようとは言わない.結局かおるちゃんはそれを食べた.
あとで,ウエイトレスが様子を聞きにきたので「OK」と返事,一応焼いてくれたのだし,チップもちゃんと置いてきた.

出発を土曜日に変更したので,インターネットで列車の時刻を調べ直す.正さんが持ってきていたパソコンが役に立った.列車の時間は一緒で,乗り換えが1つ減っていた.


ドイツの列車には自転車用スペースがある.座席を倒して座っていても良いが,自転車が来れば,席を変わらなければならない.
ドイツの鉄道DBは1994年に旧西ドイツ国鉄と旧東ドイツ国鉄が合併,民営化してできた.他の私鉄やローカル線との提携もあり,同じ鉄道パスが利用できるし,
インターネットで乗り換えの時刻を調べることもできる.ただ,1カ月前でも,時刻表が変更されることもよくあり,乗り継ぎが全く変わってしまう.
時間は日本の鉄道の様には正確ではなく,15分の乗り継ぎ時間を取っていても,前の列車が遅れて次の列車に乗り損なうこともある.

次は ポツダム