平成11年9月6日 恩納村での体験ダイバー男性死亡事故
(協力:沖縄県警、金武消防本部)


平成11年9月6日 沖縄恩納村体験ダイバー死亡事故


平成11年9月6日午前11時55分頃、恩納村瀬良垣ビーチ西方沖約100m地点(水深約2.5m)で、インストラクター(ガイドダイバー)1人に客2人で体験ダイビングをしていたうちの男性(29歳)1名が、水深約2m程度のところの海底に沈んでいて(レギュレーターが口から外れていた)意識がなくなっているのを一緒にダイビングをしていた男性が発見した。すぐにインストラクターと引き揚げたが、引き上げるとき意識のなかった男性の口から血液のようなものだ出ていたようであると友人ダイバーには見えたとのこと。引き上げたときには、男性は既に心肺停止状態であった。
消防署への連絡は午前11:58。救急車の到着は午後12:11であった。救急隊が到着したときにはCPRが実施されていた。この時点で事故者の男性は呼吸・脈ともになし、心停止、瞳孔散大の状態であった。午後12:45病院に運ばれたが、同日午後1:10、死亡が確認された。
事故者はこの日、恩納村内のダイビングショップの体験ダイビングコースに友人と共に参加していた。事故は、海底の目標物まで行って戻ってくる途中の出来事であったとのこと。

なぜ体験ダイビングのコースの往路で問題なかった男性が、帰りの水深2m程度のところでこのような事故が起きたのか、その原因の究明と、今後の事故防止のための情報の公開が望まれます。
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。


この事故は死亡事故ですので、事故情報についての取り扱いには、充分な配慮をお願いいたします。また警察も操作中ですので、関係者への興味本位での問い合わせなどはしないように強くお願いします。
平成11年10月25日