私的コメント1


 今年の事故が、年の前半から異常に多いことは、当ホームページでもすでに危惧していました。

 今回紹介した文書の内容は、私がこの10年間訴えてきたことの重要なポイントの一つと一致しています。
 しかし、私ごとき個人では、この文書のような高い社会的意味や価値は生み出せません。
 その意味で、海上保安庁の英断には深い敬意を表します。
 今後、ダイバーの方々や、またダイビングを習ってみようと思う方は、ここに書かれた内容、特に参考事項として明示された「基本事項例」を正しく実施しているかどうかを、ショップやインストラクター、またガイド選定の条件として選ぶようにしてください。
 きっと、自分が重大な事故に遭遇する確率を大きく減らすことができるでしょう。
 そしてダイバーの方々は、「基本事項例」を誠意を持って実行している業者を見つけたら、安全のための経費が存在することで多少は費用が高くても、自らの安全のためですから、そこを口コミで広め、消費者側の手によってその業者の発展を促していってください。ただしその業者が手抜きを始めたら、しっかりとその評価を行って、リスクが増加したことを認識してください。
 さらにこれからは、あまりに美しい広告や、ショップ規模の大きさ、またちゃらちゃらして楽しいことだけを追求しているショップに対して今まで抱いてきたイメージや評価を、リスクマネジメントができるショップにこそ抱くべき信頼のイメージと置き換えることが必要だと思います。


平成15年11月2日

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