空気タンクの危険

以前、空気タンクの破裂により、あるダイバーが一生障害を負う事故に見舞われました。
以下の事件はその事態を再度誘発しかねない事例のため、概要を報告します。
この事件は、このホームページや、私の本でもダイビングショプを選ぶコツで触れている事例の悪い方の見本となります。

資料提供:沖縄県警察本部沖縄警察署


沖縄県北谷町のDというダイビングショプにおいて、ダイビング用タンクの検査を受けずにダイバーに貸し出していたことが判明し、検挙になりました。以下、平成11年5月30日に沖縄警察署から発表された資料より抜粋です。新聞では実名報道がありましたが、このホームページではショップ名・個人名は伏せます。

刑事・生活安全関係事件発生(検挙)報告 平成11年5月30日 沖縄警察署
事件名 ダイビング業者の高圧ガス保安法違反について
発生年月日 平成10年6月1日ころから平成11年2月10日ころまでの間
被疑者罪名 高圧ガス保安法
事件の概要 被疑者Tは、空気ボンベの再検査が通商産業大臣、協会、指定容器検査機関又は通商産業大臣が行う容器検査所の登録を受けた者が通商産業省令で定めらる方法により行い、同再検査に合格した場合に刻印をなすべきところ、登録を受けることなく、平成10年6月1日ころから平成11年2月10日までの間、店内において容器検査を受けていない空気ボンベに自ら偽造した刻印を空気ボンベに検査合格の証しであるごとく刻印したものである。

 

沖縄タイムス5月31日版
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