平成16年問題の憂慮すべき結果


 この1月、海上保安庁より、平成19年の事故者数の速報がでました。
 この速報ベースによる事故者数は、全体で平成18年より5人減りましたが(H18年47人、H19年42人)、死亡・行方不明者数では6人増えました(H18年11人、H19年17人)。約55%の増加です。私の調査では、平成18年は55人の事故者数で、死亡・行方不明者数は13人でした。昨年の死亡・行方不明者数は私の調査と比べても増加しています。
 例年の傾向どおりとすると、実際にはあと何人か死亡・行方不明者数がいる可能性がありますので、事態は深刻です。
 これは私が以前より提起していた平成13年問題(事故が増えているのに事故が減ったという嘘の宣伝が成されことで平成15年の事故の増大があったとする論。)の後に、平成16年から同じパターンで事実と異なる安全宣伝がなされたいたことで平成19年が増加する可能性があるとしていた予想が、悲しいくらい実現してしまったことを示しています。


平成20年2月4日

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