漂流事故の救助事例1
(資料提供:第十一管区海上保安本部)


 今年の夏のダイビングシーズンに向かって、ダイビング業者やダイバーの方々が、油断によって漂流事故を起こさない為の警鐘として、今回、漂流者が無事発見救助された事例を紹介します。

 この写真は、数年前に沖縄で集団で漂流したダイバーが発見され、巡視船に収容された事例の模様です。
 なお、このように、天候・海況が最高の状況であるのは極めて幸運なことであり、実際に事故が発生したときには、このような幸運は極めてまれであるということを心に刻んで、事故の防止に努めてください。しかし、事故に遭われたときは、自分に幸運を引き寄せるよう願って希望を見失わないようにしてください。

1.上は捜索中のヘリコプターが漂流者を発見した時の状況
2.上は、漂流者の周りに集まってきた保安庁の捜索隊
3.上は、自力で舷側をのぼる漂流ダイバー


 沖縄だけでなく、伊豆やその他の地域でも、ドリフトダイビングや、そうでなくても強い、あるいは予想できない潮の流れの発生する場所でのダイビングや、夜間ダイビングにおいて、事故は発生するのであって、このように救助されるのは「運がよい」のであるに過ぎない(海上保安庁や水難救済会などの努力があっても)ので、「ダイビングは安全である」「ダイビングの事故なんて怖くない」などというような安易な情報操作に惑わされずに、油断をせずに、万全の準備と覚悟の下にダイビングを行ってください。


平成13年6月10日

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